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院長の臨床メモcolumn

2011.07.23

糖尿病の新しい薬と透析との関係

以前、糖尿病の新しいお薬のお話をしました。
確か、ためしてガッテンでご覧になった方もいらっしゃると思います。

今回、透析患者さんとその新しい薬であるDPP-4阻害薬の論文を読みました。

DPP-4阻害薬でも武田薬品のネシーナ6.25mgが使用されておりました。

ネシーナを使い始めて1ヶ月後にはHbA1cが約0.4%低下し、3か月後では0.8%さらに低下しておりました。

このネシーナというお薬にベイスンやセイブルなどと言ったαグルコシダーゼ阻害薬を使うと・・・
1ヶ月後には0.6%、3ヶ月後にはなんと1.2%も減少していました。

この論文は3カ月で終了となっており、長期的なデータは不明ですが短期的にみるとかなりいいデータだと思います。

もちろんグルコアルブミンという透析患者さんにも適応する糖尿病のマーカーもよくなっていました。

気になるのは副作用です。
この論文では31例中、2例の低血糖、3例の皮膚病の悪化、1例の下痢がありました。

単独では低血糖が生じないといいますが、実際には透析の方は低血糖を生じやすいので低血糖には注意が必要です。
特に、透析中に血糖が低下するので透析中の低血糖症状は注意でしょうね。

透析に携わっているものからすると非常に使いやすい経口血糖降下剤という印象をもちました。