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院長の臨床メモcolumn

2011.10.01

透析のアンチエイジング

昨日、少しだけアンチエイジングに触れました。

基本的には食事と運動。特に運動が大切だと思います。人に言っていて自分でもやや心苦しく思います。
人に勧めることで自分に対して鼓舞しているところもあります。

透析のアンチエイジングって何だろう?

アンチエイジングは元気に、長生きということなります。

透析に当てはめて考えてみました。

・良質な透析
・長時間透析(極力尿毒素物質を除去する)
・楽に透析をすぐすこと(血圧低下などなく)
・貧血治療
・ビタミン(ビタミンE固定型透析膜、ビタミンBCE)
・血圧治療
・骨を丈夫に(ビタミンDを中心に)
・エルカルシトニン内服(心臓、筋肉、貧血に対して)
など

他にもきっとあると思いますが、透析施設として考えると、透析液の清浄化など良質の透析を提供するのは現在では当然だと思います。住宅の耐震性能と同じく、清浄化はしていて当たり前です。

長時間透析、楽に透析を過ごすことなどどれだけ透析で元気になってもらうか。。。

これは透析を受け身の考えではなく、アンチエイジングという老化を防ぐという点からも前向きで積極的な考えになります。

しんどいなどの症状もお聞きしますが、実際長時間透析で患者さんのQOLや生命予後もよくなっています。

ということは、医療機関が良質な透析を提供し、患者さんが長時間透析を受けることができればアンチエイジング効果が高いと言えるのではないでしょうか?