院長の臨床メモcolumn

当院で長時間透析を始めた患者さんがいらっしゃいます。

体重増加が多く、血圧が低下し、透析が終わってもなかなか帰れない、あるいは食後血圧低下し透析室に逆戻りという繰り返しでした。

その方が一大決心されて長時間透析に入りました。

身体が楽になったということです。

他の患者さんにも言いたいくらい身体が楽になったといわれます。

透析室に逆戻りすることもなく、帰られます。

それまでは透析から帰宅後何もする気になれず寝ていたところが、長時間透析をしてから色々とすることができる余裕が出てきたようです。

本当にうれしいことです。

患者さんも喜んでおられますし、私も本当に喜んでいます。

実際血液データも良好で、特にヘモグロビンは上昇し、徐々にエポジンの使用量が減少してきています。

患者さんが実感し、納得して受けることができる透析・・・

長時間透析を前向きに実感できた初めての嬉しい体験でした。