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2012年2月27日 月曜日

診療をやっていて思ったこと・・・苦手なものは適当な言葉で逃げる習慣

医師になって13年。

外来診療は12年になります。

柔軟なんかやっていると自分の外来診療スタイルというのは自分が意識しない間に固まってきます。

内科診療や透析診療に限らず、おそらく診察スタイルは一緒だと思います。

外来診療において医師は短い診療時間で多くの患者さんを見なければいけません。

通常は数分、長くて10分くらいでしょうか。

この中で医師も時間に追われているのですから焦りはあります。

そのようなあわただしい環境の中で「知らない間意味についてしまっていた対応」を感じました。

ひとつは医師が治せないような患者さんの訴えを知らない間に上手に封印する雰囲気を作っていること。

自分が扱えないような訴えに対して上手に「病気ではない」とはぐらかすこと。

最後に、医師が上手に訴えや症状を飲み込むことができないのでシャットアウトするような半ば強行的な雰囲気を作ってしまうこと。

全ての医師はそうではありませんが、医師は患者さんの訴えに対して自分が治せない、苦手領域だとうまいこと逃げているような気がします。

これはテクニックといえば診療のテクニック・経験という解釈もできます。

実際、そうしなければ患者さんの待ち時間の延長にもなりますし、実際医師は外来診療だけではないので時間通りに診察しなければいけないのですから。

医師は全てにおいて的確にアドバイスしようとしても知らない分野があるのは当然ですし、全てを細かく知っているわけではありません。

得意なことは何分も話したくなりますが、得意ではないことははぐらかしたり、頭の隅っこにあるちょっとした知識を引きだしてきて、自分で枝葉を付けて説明して対処しています。

患者さんは恐らく、

・困っていることがなくなった。

・だんだん良くなっている。困ることが少なくなった。

・希望が持てる。

ということを期待しているのではないでしょうか?

以上は僕が外来をしながら、ふと思ったことで、僕のような経験の少ない医師がこのような医師像を語ること自体に問題があるかもしれませんが、少なくとも自分としては「患者さんの訴えにこたえきれない」ということに反省の念を感じました。

特に、

栄養・食事の質問、運動方法の質問、整形外科的な腰痛などの「痛み」に対して。

知らないことはあまり言えません。

「歩いたらいいですよ」という程度です。

幅広く、患者さんの訴えに対応するためにまず、「運動方法」について勉強してみようと思います。

そして、患者さんが苦痛におもっている「痛み」に対して内科医でもできる方法を患者さんに提供してみようと思います。

あとは内科一般を幅広く見るために漢方薬を勉強してみようと思います。

あくまで漢方専門を目指しているわけではなく、西洋薬と併用し、かつ実際の診療で使えるものだけを勉強する形です。

そのような苦手分野を勉強するだけで患者さんへの対応は変わってきますし、それがこうすれば安心感にもつながってくると思います。

投稿者 きたうらクリニック | コメント(0) | トラックバック(0)

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