はじめての方も
お気軽にご相談ください

院長の臨床メモcolumn

2012.03.01

平成24年度からオンラインHDFはどうなるのだろうか?

2年ごとに行われる診療報酬改定。

医療機関も2年ごとに一喜一憂し、それぞれの対策を立てていきます。

どの施設もきっと理念はあるとは思いますが、保険診療という枠組みで診療を行う以上、それを適正に把握しながら、方向性を必要に応じて補正していかなければいけません。

僕は勤務医なので診療報酬には開業医の先生を比べると危機感はあまりないですが、透析の点数は毎年減少してきていますので気にはなります。

しかし文句を言っても始まらないのでいい医療をやるしかないです。

いい医療をやると、患者さんも元気になり、医療経営も安定すると聞きます。

つまり患者さんにとっていい医療をすることをまず考えればいいということです。

そこを中心に考え、あとは色んな関わる因子を調整していけばいいと思います。

透析の診療報酬で気になるのは(オンライン)HDFに診療報酬がついたこと。

時間に関係なく診療報酬が定められました。

HDFに関しては3時間も6時間も同じ保険点数ということです。

それはいいとして、それでは全員にオンラインHDFができるのか?ということが最も気になります。

今回の保険改訂ではHDFのことについてあまり細々と適応のことは書いていません。

通常の維持透析の下に新設ということで記載されています。

製本されるまでわかりませんが、ひょっとしていままでのベッド数の1割というような良くわからない基準ではなくて、全患者さんにできるのではないかという期待を多いに持っています。

堂々とオンラインHDFをしたいものですね。

診療報酬改定は医療機関の方向性を決める2年ごとのいい?きっかけにはなります。