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2012年3月 5日 月曜日

Dr.シモンの紹介を受けて

先々週の土曜日にDrシモンから高齢の男性の入院依頼を受けました。

Drシモンは僕がブログを書くきっかけになったドクターで、透析のことを医学という枠組みだけではなく、栄養、運動、介護、福祉など幅広い視点から総合的に考えているドクターです。

こんな、透析医師はなかなかいません。

ブログを拝見すると、教養が深く、文章力も高く、何より固定観念を捨てて、さらにいいものを追及している姿には感銘を受けます。

http://ameblo.jp/simonkei/

その、Drシモンから初めての入院紹介を受けました。

しっかりした紳士的な男性でしたが、やはり熱が続いていたため元気はない様子でした。

明らかな肺炎はなく、病名はいわゆる風邪でした。

Drシモンも書かれていましたが、その患者さんは独居で、不安が強く、入院となったいわゆる社会的入院の要素が強かったです。

もしこの患者さんが30-40台であれば入院は先ずしていないでしょう。

Drシモンの判断は当然正しいものであり、患者さんのことを思うと入院してもらった方がいいでしょう。

しかしこのような社会的入院に近い入院を全ての病院が認めることはないでしょう。

公的病院では厳しいでしょう。特に神戸では。

我々は民間病院であり、またDrシモンにも何かとお世話になっているので病院全体で受け入れをスムーズにできました。

今後高齢化社会が進みます。

おそらく独居高齢者も増えてくるでしょう。

このような社会的入院も増えてくるのは当然です。

しかし、国は10-15年かけて高度急性期病床と慢性期(療養型)病床を減らそうとしています。

このような社会的入院は急性期病院への入院適応ではなく、在宅医療になるように持っていっています。

入院しても長く入院することはできません。

なんせ我々のような急性期病棟は今後増加しても、高度急性期からの転院が増加し、慢性期病棟への転院先がなくなるので、おそらく急性期病院から患者さんが退院あるいは転院する数が減り、一杯一杯になる可能性があります。

そうなると必然的に入院を受けれなくなります。

国の方針には思うこともありますが、反抗しても仕方ありません。

入院病床を持っていないクリニックはこのような社会的入院が必要な患者さんを目の前にしてどのような対応を取るべきなのでしょうか?

僕は合併症の多い高齢の透析患者さんは安定しているうちから訪問看護師との連携を取っておいた方がいいと思います。

もちろん、何かあれば往診でもいいと思います。

このように常に自宅で医療専門家と連携していることで、クリニックの医師も患者さん自身も安心することができるように思えます。

何かあれば、入院!という時代から、何かあったらいけないのであらかじめ在宅医療を考えたおいた方がいい時代になっていると感じました。

そうそう、その患者さんは無事に先週土曜日に退院されました。

投稿者 きたうらクリニック | コメント(0) | トラックバック(0)

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