院長の診療日記

2012年4月17日 火曜日

透析医師がシャント作成医師に求めること

タイトルがちょっと堅苦しくて、偉そうですね。

透析医師にとってシャントを作ってくれる先生は神様の様に有り難い存在です。

シャントがなければ何もできないのですから。

ですのでシャントを作ってくれるだけで大助かりなのです。

しかし、有り難いと思っているだけでは進歩しませんし、患者さんのためにもなりません。

僕が思うシャント作成医師はこうあってほしいなというものを羅列します。

①まず手術を成功するために、診察やエコーで適切な血管を選んで頂きたい。

動脈や静脈の開き具合、性状など

動脈、静脈自体が狭窄していたり、細かったりしてもなかなかシャントとして使用できない場合があります。

②使いやすいかどうかを考えて頂きたい。

シャントを作る先には穿刺しやすさというものもあります。

静脈への穿刺距離、血管径、深さなども考慮して頂きたい。

③長期化依存性を維持して頂きたい。

動脈、静脈はそれぞれつながっています。

動脈は手の先までつながっていますし、静脈は上腕までつながっています。

動脈の場合、掌の動脈に関しても術前で開存しているかを見て頂きたいと思います。

てのひらの動脈がよくないといずれ血流が悪くなり、シャントが詰まりやすくなります。

静脈の場合も深い静脈が詰まっていると血流が滞ってしまい、詰まりやすくなります。

術前のチェックは何もシャント作成医師だけの仕事ではなく、透析医師もしてもいいと思います。

お互い協力してするべきだと思いますが、透析医師は自分が作るわけではないので偉そうには言えない存在でもあります。

僕はそうならないようにしようと術前の診察やエコーにも取り組んでいこうと思いますが、ぜひともシャント作成医師の先生も臨床で長生きできるシャントという意識を持ってもらえたら嬉しいと思います。

投稿者 きたうらクリニック | コメント(0) | トラックバック(0)

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