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院長の臨床メモcolumn

2012.06.28

要注意:指の間の筋(骨間筋)は弱りやすい

透析患者さんは筋肉が弱りやすいといわれています。

筋肉が萎縮しやすいということでしょう。

ですから筋肉トレーニングや運動は重要です。

今回は指の間の筋肉に注目しました。

指の間の筋肉??といわれても、指の間には筋肉も何もないやんと突っ込まれると思います。(僕も書きながら指の間ではないなあと思いながら…)

透析されている方々の手背(掌の逆の方)を見てみると筋肉が萎縮している方が多く見受けられます。

つまり手の骨だけが目立って筋肉や脂肪が少ないような感じです。

この筋肉が萎縮してくると手の指の力が弱くなります。

弱くなると料理、庭いじりなどにも影響が出てきます。

あとこむら返りもしやすくなります。

親指も同様に母指球筋という筋肉が弱り同じような症状が出てきます。

とても困る症状の一つです。

ですから、常日頃からこの骨間筋には注意を払う必要があります。

鍛えていく、弱らないようにするためには、

①指の開閉運動を行う。

②手の2本の指をもう片一方の手の指で挟んで力を入れながら指を開いたり閉じたりする。

例えば右手をピースサインにしてそのピースを左手の指で挟んみながら、右手指を開閉して、負荷をかけます。

これを全ての指で10回ずつ行います。

力のある方は四つん這いの姿勢で、掌ではなく5本に指で支えるという方法もあります。

まず①、慣れたら早々に②をすることをお勧めします。

以外に忘れがちなこの「骨間筋」。

要注意です。