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2012年6月 5日 火曜日

糖尿病性皮膚潰瘍の治療を考える。

糖尿病患者さんの増加により糖尿病足病変の患者さんも増えてきています。

糖尿病性足病変の診断は医療の進歩により進んできていますが、なかなか治療となると完治がむずかしいだけに絶対的な治療方法もないのが事実です。

治療にはガイドラインというものがあって、エビデンスレベルA~Dまであって、レベルAが強く推奨するものでレベルDは行わないように推奨するというものです。

この糖尿病性潰瘍と壊疽のガイドライン(創傷・熱傷ガイドライン)を見てみると治療のところではレベルAはありません。

レベルBは比較的多くあります。

それだけ糖尿病性足病変の治療は難しいということも現れでしょう。

糖尿病性足病変には大きく、血管がダメになって潰瘍になる血行障害と神経がダメになって潰瘍になる神経障害があります。

並存する場合も良くあります。

これらに対して血行が良くなる注射は有効なのかどうか?

注射が必要になる方の多くはある程度進んでいる方。

このような方に対してはすでに内服薬は飲んで頂いています。

それでも効果が薄いので注射薬を併用します。

注射薬の商品名はリプルとパルクス。

この2剤のエビデンスレベルは?

レベルBです。

行うよう推奨するというレベルです。(ちなみにAは強く推奨)

内服薬、外用薬、湿潤、フットケアなど複合的に考えながら注射薬も使用していくことになります。

注射も保険上早々長く使えるわけではありません。

ほんと皮膚潰瘍は難しいです。

潰瘍の治療は大切ですが、それにならないよう努めなればなりません。

投稿者 きたうらクリニック | コメント(0) | トラックバック(0)

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