院長の診療日記

2012年10月 1日 月曜日

足の血管~下肢動脈硬化の薬物治療のご紹介

先日、下肢動脈硬化について書きました。

実際、糖尿病性壊疽になるとなかなか薬ではよくなりません。

末梢閉塞性動脈疾患の治療ガイドラインを読んでも、薬物治療に関してはリプルなどのプロスタグランディン製剤でやや縮小するという報告はあったようですが、有効性が明確となるデータはありません。

早期発見、運動療法、血管内治療などがありますが、今回は薬物療法の話をします。

エビデンスレベル(有効性を高く評価されているもの)を記します。

安静時ではどうもないものが、歩くと足が痛くなったりしびれたりして、休むと症状がおさまることを「間欠性跛行」といいます。

その間欠性跛行は下肢動脈硬化の症状の一つです。

★間欠性跛行の方の歩行距離を改善したい場合⇒⇒⇒プレタールを処方。

しかし心不全がある方はだめです。

★血管に対する血管内治療(風船治療)や外科手術を行った後の開存度を上げたい⇒⇒⇒バイアスピリン

★全身の動脈硬化の抑制をしたい⇒⇒⇒バイアスピリン

この中でプレタールという薬品は世界的ガイドライン(TASC-Ⅱ)でも高く評価されていて、よく処方します。

推奨クラスレベルも最高のクラスⅠです。

しかし心臓が悪い方には使いづらいので、その場合にはアンプラーグを処方しています。

ちなみにこの場合ですと推奨クラスレベルはⅡaでやや有効性という点では評価が下がります。

以上が簡単な薬物療法の説明ですが、決してこの下肢動脈硬化は薬物療法が第1選択ではありません。

長~い、長~い足の動脈です。

異常がある場所によって治療方針が変わってきます。

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