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院長の臨床メモcolumn

2013.06.03

☆食後血糖を下げるための糖尿病薬「グルベス」

糖尿病で如何に「食後血糖」を下げるかが重要です。

食後血糖は動脈硬化を進め、脳梗塞や心筋梗塞の危険因子ともなります。

腎臓病などの糖尿病合併症も出現しやすくなります。

食後血糖を下げるための薬剤として「グルベス」をいう薬が発売されています。

グルベスは食後血糖を下げる2つの薬が合剤となっています。

速効型インスリン分泌薬と食後過血糖改善薬が一緒になっています。

そのため食後血糖は非常によく下がります。

食後に素早く血糖値を下げる「活性型GLP-1」と「インスリン」が分泌され、内服して30分から分泌され、約2時間効果を持続します。

すばやくインスリンが分泌されるため、吸収された糖分を素早く処理してくれます。

そのため、血糖値が下がります。

またゆっくり吸収される糖分に関しても食後2時間は「インスリン」と「活性型GLP-1」が分泌されているため十分に対応できます。

有用なお薬が合剤となっている点からも患者さんにとっても内服しやすくていいのではないでしょうか?

DPP-4阻害薬同様、非常に効果が期待できる薬です。