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院長の臨床メモcolumn

2013.10.03

シャントを守っていこう

血液透析のシャントは非常に大切です。

シャントが良くないと同じ4時間をやっても全く効率が変わってきます。

除去率というものがありますが、除去率を75%を当院では目標にしています。

シャントが悪いと50-60%となることがあります。

これを無理に引っ張っていると週3回のことですから、どんどん尿毒素がたまってきます。

きちんとシャントの治療を行うことで70%に回復することがよくあります。

それ以外にもシャント狭窄を早期に見つけることで治療時間も短くなりますし、成功率も高まります。

短い治療時間と高い成功率は患者さんにも術者の先生方にも喜ばしいことだと思います。

シャントの治療としてはまず、風船治療であるシャントPTAが必要です。

当院ではシャント異常があった場合はすばやくシャントエコーをして、必要に応じてシャントPTAをお願いしています。

シャントPTAを依頼している病院は加古川医療センター、加古川東市民病院、高砂市民病院(五十音順)です。

患者さんからするとシャントPTAはしたくないとは思いますが、よくないシャントのまま放置するのは体に影響してきます。

ですので、患者さんにきちんと説明して、納得の上でPTAを受けて頂いています。

シャントの重要性を知り、シャントを管理していくことは非常に大切なことです。