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院長の臨床メモcolumn

2013.11.27

透析患者さんとロコモティブ症候群

12月1日に神戸市三宮で講演をします。

http://homepage2.nifty.com/npohyojin/

演題名は「歩く、動くをいつまでも~透析患者とロコモティブ症候群」。

講演や学会発表をするときには必ず過去の論文をたくさん見て、自分自身の経験と照らせ合わせて発表します。

それは医学界に限ったことではないでしょう。

色んな積み重ね、研究があって、今の医学ができてきたのですから、それらを参考にするのはごく当然のことです。

しかし、今回の演題の透析患者さんとロコモティブ症候群にかぎってはまだまとまった報告(総説など)はありません。

これからということでしょう。

透析患者さんも世の中の動きに合わせて、運動をしていくべきだと思います。

透析患者さんはかつて安静にしたほうが無難であるといわれていました。

しかし、透析をされていても運動する方も結構いますし、スポーツもされます。

リハビリが必要になれば結構ハードなリハビリだってします。

ですから、透析も動いていくべきだと思います。

注意点としては透析患者さんの体を知っている方が運動を指導していくべきだと思います。

何でもかんでもというわけではありません。

勢いは必要ですが、勢いに任せてはいけません。

慌てずゆっくりしていくと効果が出てきます。