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院長の臨床メモcolumn

2013.12.14

β2ミクログロブリンとは~透析

β2ミクログロブリンは腎臓が悪くなると上昇してきます。

透析アミロイドーシスと言って骨や人体などの構成成分を痛めてしまう病気の抗生物質で非常に重要な項目です。

このβ2ミクログロブリンが蓄積するほどアミロイドーシスは出現しやすくなります。

かといって血液データの値(濃度)とアミロイドーシスの程度は一致しないというところが解釈の難しいところです。

しかし、この物質はきちんと下げておく必要があります。

最低30未満。

目標25未満。

β2ミクログロブリンが高いほど生命予後にかかわってきます。

ですから積極的に除去すべきです。

ではどうすればいいのか?

大きな透析膜を使って、血流量を増やして、透析時間を4時間以上する。

β2ミクログロブリンに関しては蓄積性があって、なかなか除去されにくいので、透析時間の延長がポイントですね。

オンラインHDFも有効ですが、時間も重要です。

積極的にβ2ミクログロブリンを意識して抜いていきましょう。