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院長の臨床メモcolumn

2014.02.19

花粉症の季節

大雪の報道が毎日のようにされています。

それに隠れて花粉症の季節がやってきました。

九州から始まり徐々に花粉症の勢力が北上してきます。

近畿圏も花粉症の季節になってきました。

来週くらいから気温が上昇し、寒さが緩和すると花粉症で困る患者さんも出てくることだと思います。

花粉飛散の予想記事です。

一般的に、よく晴れて暑い夏ほど植物の光合成が盛んになり、雄花の生産量が多くなるという理由から、スギ花粉のもととなる雄花生産量は前年の夏の天候との相関が高くなっています。2013年の夏の天候は、全国的に晴れて暑い日が多く、東海以西を中心によく晴れて厳しい暑さとなり、雄花の生育に適した条件であったと考えられます。
 また、花粉が多く飛散した翌年は飛散量が少なくなったり(裏年)、少ない年の翌年は多くなったり(表年)と、花粉の飛散量は交互に増減する傾向があります。2013年の花粉シーズンは全国的に花粉飛散量の多い表年となったため、2014年の花粉シーズンは裏年となる見通しです。ただし、九州では近年は年ごとの飛散量の差が明瞭ではなく、はっきりと表年・裏年の傾向が現れていない県もあります。
さらに、スギ・ヒノキ林の活性度や、ウェザーリポーターと花粉の発生源となるスギ雄花を調査した「雄花リポート」の報告も考慮すると、2014年の花粉飛散量は、平年(2008年~2013年の平均飛散量)と比べて、全国平均で1割程度増加する予想です。エリア別では、北海道~関東、甲信、北陸で平年並みとなる予想ですが、東海から九州の飛散量は2割増加する見込みです。統計的に花粉が飛びにくい年になる地域が多いですが油断はできない年になります。また、2013年と比較すると、2014年の花粉飛散量は全国平均で2割程度少なくなる見通しです。なお、これまでに報告された症状や対策の報告を見ると、症状を和らげるには花粉を体内に取り込まないような対策が有効になりそうです。2月以降は徐々に花粉飛散量が増えていくので、早めに事前の対策をとることをおすすめします。

早め早めの対策を。

早めの抗ヒスタミン剤の内服は有効です。