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院長の臨床メモcolumn

2014.06.09

心臓が悪い透析患者さん

睡眠時無呼吸障害は今やメタボほどではないですが、有名な病名となっています。

肥満だけではなく腎臓病や心臓病の患者さんにも多くいらっしゃいます。

基本的には閉塞型睡眠障害(OSA)優位のタイプが多いといわれ、中枢性睡眠障害(CSA)ははじめは少ないといわれています。

透析患者さんでは心臓が割る方が多く、いわゆる心不全+腎不全状態です。

このような方は水分(体液)がたまりやすい状況にあるといわれます。

このような方は中枢性睡眠障害(CSA)となっていることが多く、さらに進行するとチェーンストークス呼吸(CSR)となります。

そうなると息切れや動悸などがちょっとしたことでも出現しやすくなり、睡眠の質も悪化します。

睡眠の質が悪化すると血圧や心臓がますます悪くなるという悪循環になります。

透析患者さんで心不全のある方は基本的には内服薬やドライウェイトの調整やオンラインHDFで治療をしていきますが、睡眠障害に対しては在宅の人工呼吸器を使うことがあります。

当院でも心不全が重い患者さんに在宅の人工呼吸器(ASV)を導入し、息切れはなくなり、楽に生活できているし、よく眠れていると喜ばれている患者さんもいらっしゃいます。

いろんな患者さんの苦痛に対して適切な治療を提案するのが透析医として最も重要なことだと思います。