院長の診療日記

2014年11月 4日 火曜日

慢性腎臓病でもリンは重要。

透析患者さんではリンというのはかなり重要な検査項目であり、皆さんその重要性は認識していると思います。

しかし透析はいる前の慢性腎臓病の患者さんにとってはまだ認識が低いと思います。

慢性腎臓病の方でもやはりリンが高くなるのはよくありません。

腎臓が悪くなってくるに従い、リンは高くなるのですが、やはり、高いリンはよくありません。

リンが高い方が、心臓病が多くなるし、透析になる可能性が高くなるのです。

以前はリンが高くなると心血管イベントが増えるといわれていましたが、最近ではFGF-23という物質も知られており、心臓の筋肉自体も障害してしまいます。

つまり、心不全になりやすくなるということです。

FGF23の存在で随分と腎臓病のカルシウム、リンなどの関連の機序の考え方も大きく変わりました。


食事でリンを抑えることも重要ですが、尿からリンを排出することも重要です。

尿からの排出量が少ないとリンがたまり、心臓病が生じやすくなるとも言われています。

リンを抑えすぎる栄養状態が落ちるし、難しいところです。

リン利尿薬という薬はありませんし、やはり食事とリン吸着剤が必要になると思います。

特にリン吸着剤はFGF-23も下げる可能性があるので心血管イベントの発症リスクも下がるかもしれません。


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