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院長の臨床メモcolumn

2014.11.19

高齢者疑似体験会

昨日、勤務終了後にみんなで高齢者疑似体験会を行いました。

「目が不自由」

「手指が不自由」

という条件で体験会を行いました。

目に関しては眼鏡を装着し、かなり視野がぼやけて、みにくい印象がありました。

メガネをかけ、さらに手袋を装着し、財布からお金をとって、支払いを行うというシチュエーションを行いました。

私も行いましたが、なかなかお金をつかめず、また目が悪いので100円玉や10円玉の区別がなかなかつかないのです。

財布に顔を近づけて「どれかな、どれかな」と手探りして、識別している次第です。

確かにご高齢の方で、「見えへん。何が何かわからんから財布から取って」を言われる方を見たことがあります。

目が悪いかどうかに関してはほとんど外見ではわかりません。

メガネの厚さで想像がついても、実際は眼鏡を付けて見えていると思ってしまいがちです。

目が見えている人は目が見えている風景が当たり前となり、目が見えていない人の気持ちまで日常生活で察することはなかなかできないでしょう。

今回の経験を気に、医療従事者として我々も気に留めなければならないことだと痛感しました。

体験後の写真です。

この度は久光製薬の方にご協力をいただきました。ありがとうございました。

私(マスクとゴーグル姿)とスタッフの写真です。

看護師長が写っていないのが残念でした。