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院長の臨床メモcolumn

2015.01.17

第1回透析困難症カンファレンス

16日金曜日に透析困難症カンファレンスを実施しました。

透析困難症は毎回の透析で血圧が低下し、透析時間がつらく、透析が終わっても倦怠感や血圧が低くてすぐに帰れない状態です。

我々も月13-14回患者さんに接しており、毎回の透析で辛い思いをされることはしのびありません。

そのような方は全体からすると少ないですが、透析困難症ゼロを目標にしています。

昨日は透析患者さん男性のカンファレンスを行いました。

・これまでの体重、除水量、透析中の血圧差、早め回収率、IVC・ハンプなどの体液状態

・透析終了してすぐに帰宅できているか?

・すぐに帰宅できていないときはどのような状態なのか?

・どうすれば透析困難症を脱却できるか?

などについて話をしました。

問題としては体重増加量、アルコール量(アルコール≫酢酸代謝の関与)、自律神経障害の関与が主な問題として挙げられました。

カンファレンスは話すだけではなく、話した内容をいかに実行し、調整していくかがもっとも重要です。

特に特定の患者さんを対象としているカンファレンスに関してはなおさらです。

カンファレンスをした直後、「ホット」な状態で取り組まないと、この問題はうやむやに終わって、流れていくでしょう。

そうならないようにスタッフと協力しながら取り組んでいきます。