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院長の臨床メモcolumn

2015.02.12

透析患者さんに新たな治療方法となるか~c型肝炎治療薬

透析患者さんでは透析をされていない方よりHCV抗体を持っている方が多いといわれています。

治療法に関してはガイドラインが作成されておりますが、インターフェロンは蓄積しやすく、またリバビリンも禁忌なので、基本的にはペグインターフェロン半量投与(週1回)で24-48週続けます。

心配なのは貧血や血小板減少。

特にもともと貧血がありESA製剤を使用している方も多くいるので、インターフェロンによる貧血が加わると輸血が必要になるかもしれません。

昨年、インターフェロンが使用できない、無効の患者さんに限り保険適応のある新しいHCV治療薬が発売されました。

ダグルインザとスンベプラです

ちょっと覚えにくい名前ですね。。

この二つを併用して飲む内服薬です。

期間は24週間。

ジェノタイプ1bのC型肝炎の患者さんに使用するのですが、SVR24達成率(24週の時点でのウイルス著効率)は80%以上とかなりいい成績を残しています

年齢、性別、HCV-RNA量を問わず80%以上の有効率を示しています。

重要なのは透析患者さんや腎臓病の方に使えるかということです。

透析学会のガイドラインにはまだ記載されていません。

この2剤の禁忌欄には透析や腎臓病という文字はありません。

ということは使用できるのでは??と考えています。

肝臓領域の治療は専門医に委ねますが、インターフェロンよりも使用しやすい可能性があり、透析患者さんにも安心して治療できる薬剤であることを期待しています。