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院長の臨床メモcolumn

2015.02.14

透析とアミティーザ

30年ぶりに下剤が新発売され、注目されているアミティーザ。

透析患者さんでも多施設で使われているのではないでしょうか?

冬になると運動不足のせいか、便秘となる方も多いです。

またリンが高く、リン吸着剤を飲んでいる方もいらっしゃって便秘になることも多いようです。

透析患者さんは下剤を服用することが多くあります。

アミティーザは効くのかどうか?

経験的には半々だと思います。

下剤だけにすっきり出るようになる方は継続するし効果がない場合は中止します。

また、下痢となり効きすぎることもあります。

それ以外には腹痛、嘔気になることもあります。

これはどの下剤にもあり、アミティーザも副作用としてはあります。

患者さんによって合う、合わないがありますので何がいいというわけではありませんが、アミティーザは朝あるいは夕食後に内服するので、内服率は高いといえます。

またカプセルなので飲みやすいようです。

ただ、使用してみて一番思うことは、「下痢」で効きすぎた場合。

それほど強い下痢ではないのですが、量さえ減らすことができればちょうどいいのに、、、、。

カプセルなので減らすことができないのです。

錠剤、顆粒であれば簡単ですが、カプセルは無理ですね。

現在あるアミティーザの半分の量が市販されれば、今まで中止となっていた方も内服継続できる方はまずまずいらっしゃいます。

いい薬だけに残念ではありますが、便秘治療に当たらな選択肢はできたことはいいことですね。