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院長の臨床メモcolumn

2015.03.18

介護多職種研修会

昨日、加古川市福祉会館で「介護職が知るべき腎臓病と透析の知識」についてお話をしてきました。

加古川市での開業医の仕事の一環です。

医療と介護の関係は本当に難しく、お互い重要視しながらもなかなか情報交換ができていないことが多いです。

今回、介護職の方から最近、在宅などで透析患者さんを見ることが多く、透析はどんなもの?とか、透析患者さんでの注意点を教えてほしいということでお話をしました。

はじめは慢性腎臓病(CKD)の話を行い、中盤からは透析の方法、話の中心となる中盤から後半は「透析と介護」、「実症例」をお話をしました。

50-60人くらい集まられていたと思います。

皆さん熱心にメモを取って聞いておられました。

透析患者さんは週3回通院されており、その分関係も深くなります。

透析患者さんも高齢化を迎えています。

在宅と医療機関との橋渡しは必要になります。

介護職の方々との交遊も必要になります。

介護職の方はそれを求めています。

医療側ももっと求めていく必要があります。

特に透析のような頻回に通院が必要な場合は、透析が日常生活の一部となります。

透析が終わってさようならというよりは、もっともっと医療従事者として患者さんを知っていくという意気込みが必要です。

介護職員の方との連携や交流は医療側の悩みや謎を知るきっかけになると思います。