院長の診療日記

2015年4月30日 木曜日

FIX-210Sはいい膜かどうか?

昨年発売されたHDF専用膜のFIX(ファインフラックス)。

あらゆる学会や研究会で早くも報告されています。

いずれファウリングが起こりにくく、TMPがあがりやすい、そのためα1MGなどの物質もよく除去されると報告されています。

もちろんアルブミンの漏出も多いとされている報告も見受けらます。

いままでのHDF用透析膜のアルブミンリークは2時間以内にほとんど抜けてしまうことが多かったのですが、ファインフラックスはファウリングが起こりにくいので、アルブミンリークもはじめ2時間にどーっと抜けるのではなくて、徐々に抜けていくようです。

このファインフラックスで前希釈と後希釈を比べた論文があります。

後希釈の方が予想通り、TMPが上昇し、アルブミンリークも多かったです。

しかし後希釈でありながらTMPの上昇は少ないと思えました。

また後希釈でも前希釈と同様に、透析はじめだけではなく、透析後半までほぼ安定したアルブミン除去を認めました。

アルブミンリークが多い代わりに、α1MGもよく抜ける膜だと思います。

TMPが上がりにくく、大量置換液の使用もしやすいかもしれません。

除去をすることは非常に大切ですが、除去後、体内はどうなっているでしょうね。

投稿者 きたうらクリニック | コメント(0) | トラックバック(0)

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