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院長の臨床メモcolumn

2015.06.08

便潜血反応は透析患者さんも注意

当院では透析患者さんに対して、1年に1度、便潜血検査を大腸がん検診として行っています。

透析患者さんでは出血のしやすさ、肛門病変、憩室などにより出血することが多いを言われています。

頻度としては8-16%といわれているので、100人患者さんがいらっしゃる施設では10人くらいは毎年異常値が出ると思われます。

ある報告で、2回目の検査のうち2回ともに陽性反応(出血)が出た患者さん6名全員に内視鏡をしたそうです。

結果はなんと1名が胃癌、2名が大腸がん、2名が大腸ポリープだったようです。

人数が少ないですが、6人中3人が癌があったということです。

少数の報告なので何とも言えませんが、便潜血2回陽性は要注意です。

透析患者さんは胃癌、大腸がんの罹患率が高いので、早めに内視鏡検査を勧めています。

皆さん嫌がりますが、それで早く見つかることがあります。

何もなければ安心しますし、大腸であれば早めにポリープを取って未然に大腸がんの進行を抑えます。

頑張って受けてほしいですね。