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院長の臨床メモcolumn

2016.03.16

咽頭痛やのどいがいがを伴う咳の時に

インフルエンザも猛威を振るっていますが、寒暖の差で風邪を引く方も増えていますね。

のどが痛い方、のどいがいががしてせき込む方、鼻水の方が多いですね。

基本的には対症療法となりますが、咽頭痛やのどがいがいがして咳が出る場合は「アズノールうがい液、アズノールST」を処方しています。

のどの粘膜の炎症がきっかけで痛みやその刺激で咳が出ています。

この薬は、創傷治癒を促進させる薬で炎症組織に対して直接作用することで効果を発揮すると考えられています。

主にうがい薬として利用されますが、殺菌効果を期待して使用するわけではありません。

ですから、イソジンうがいとは違いますね。

炎症を抑え、傷ついたのどの粘膜を修復する目的で投与されます。

特効薬のような劇的に効くわけではありませんが、のどを守ってくれる薬で、特に風邪後で夜間に咳き込む方は上唇と歯茎の間に入れておくと、寝ている間の炎症の鎮静化に期待できます。