院長の診療日記

2016年4月16日 土曜日

保存期腎臓病でいつから貧血治療を開始するか?

CKD;慢性腎臓病では進行すると貧血が出現します。

貧血が進行すると貧血の治療が必要になります。

治療としては大きく2つ。

①鉄の補充
②ESAといわれる、腎性貧血の皮下注射

CKDによる貧血の目標はHb11-13です。

Hb11以下でまず検査をします。

鉄不足がないかどうか?

鉄不足があればまず、経口鉄剤(フェロミア、フェルムなど)を投与します。

その後貧血が回復するかを見ます。

もし、鉄不足がない場合はESAを皮下注射します。

隔週の注射剤もあれば、最近では月1回の注射剤もあります。

CKDガイドラインではCKDステージ3以降に腎性貧血が進行しやすいといわれています。

EPO濃度は特に、CKDステージ3bから低下が強くなるので、ステージ3b以降にESAが必要になることが多いです。

実際使っているのはステージ4-5ですが、時にステージ3bの方もいらっしゃいます。

昔はEPO濃度を測っていましたが、今は足底の必要は必ずしもなく、GFRが低下して来ればEPO濃度は低下していると推測していいと思います。

CKD3b以降で、Hbが11以下になってきた場合、まず鉄をチェックし、祖のデータを見て、鉄剤やESAを開始すればいいと思います。

★鉄のチェックは必須なので忘れないようにして下さいね。

投稿者 きたうらクリニック | コメント(0) | トラックバック(0)

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