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院長の臨床メモcolumn

2016.05.24

胃癌のリスク検査~ペプシノーゲン

最近ABC検診でペプシノゲンの血液検査をすることがあります。

これはピロリ菌検査と併用することによって胃がんのリスクをABCDの4群に分ける胃癌検診です。

ペプシノゲンは1と2があり、胃の粘膜が萎縮してくるとペプシノゲン1が減少してきます。

萎縮が進めば進むほどペプシノゲン1が下がります。

しかしピロリ菌を除菌するとペプシノゲン1は上昇します。

基本的にペプシノーゲン1が「70未満」で「ペプシノーゲン1/2の比が3未満であれば胃カメラを受けることを推奨されています。

胃がんは男性にも女性にも起こる疾患です。

また除菌で胃がんの予防することができます。

皆さんABC検診を受けましょう。

ただ、ペプシノゲンに関しては透析、腎臓の悪い方ではペプシノゲン1が上昇するのであてにならないことがあるので注意しましょう。