はじめての方も
お気軽にご相談ください

院長の臨床メモcolumn

2016.07.26

加古川CKD連携の会

今日は加古川で腎臓の研究会がありました。

加古川中央市民病院の中井先生と神戸大学附属病院循環器科教授の平田先生の講演がありました。

中井先生からは透析期の腎性貧血の背景について講演がありました。

きちんとデータをまとめられておられ、わかりやすく、興味深く拝見しました。

平田教授は血管石灰化や動脈硬化を中心に講演され、特にお聞きさたかったことはカルニチンと動脈硬化との関係でした。

透析ではカルニチン補充療法をしばしば行いますが、カルニチンを投与するほど動脈硬化が進行しやすくなるわけではないみたいです。あくまで腸内細菌の問題であり、今のところ、カルニチン濃度と動脈硬化の原因となるTMAOは必ずしも一致しないということでした。

非常に勉強になった研究会でした。

pic20160726225115_1.jpg