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院長の臨床メモcolumn

2016.11.04

マイコプラズマ肺炎の迅速キット

最近ではインフルエンザ迅速検査と同様、マイコプラズマ肺炎の迅速キットも発売されています。

マイコプラズマ肺炎は小児科で多く認めますが、家族内感染により大人にもかかります。

当院にはこのキットはありませんが、最近、咳(特に長引く咳)、発熱などの症状、胸部エックス線からマイコプラズマ肺炎を疑う方がちらほらいらっしゃいます。

マイコプラズマの検査は血液検査でしていましたが、最近では咽頭ぬぐい液で検査ができます。

LAMP法といって、ぬぐい液から直接マイコプラズマ最近のDNAを抽出する検査もありますが、制度はあっても検査結果が出るのには時間がかかります。

迅速キットとしては「プライムチェック」があります。

プライムチェックのデータを記します。

・プライムチェックマイコプラズマ抗原(添付文書)
PCRとの比較
陽性一致率 91.7%
陰性一致率 92.7%
全体一致率 92.1%
となっています。

なかなかの感度、特異度だと思います。

注意点としては…

咽頭粘膜には、マイコプラズマが増殖する線毛上皮細胞があまりなく、上気道の菌量は下気道の100分の1以下しかない。このため咽頭ぬぐい液では菌量が少なく、良い検体が得られない恐れがある。
川崎医大総合内科学1准教授の宮下修行氏は、「本来であれば、咽頭ぬぐい液ではなく喀痰を検体とした方がよい」と指摘する。そのため、検体を採取する際は、患者に咳をしてもらってから咽頭ぬぐい液を採取する方がよいだろうと専門医たちはアドバイスする

とも記されています。