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院長の臨床メモcolumn

2016.11.23

こういう図を見ると

透析ではカルシウム、リン、インタクトPTHが非常に大切です。

下の図をはそれぞれの数値と死亡の危険度を見たものです。

左のリンに関しては4.0-5.9

真ん中のカルシウムに関しては8.6-9.0

右のインタクトPTHに関しては120-300

一番狭い範囲でコントロールしなければならないのはカルシウムということになります。

しかも結構低めの範囲ですね。

リンに関してはガイドライン範囲内です。

PTHに関してはやや高めですね。

このような図を見るとカルシウムの調整が難しいことがわかります。

低すぎても不整脈のリスクが出るし、高くても血管石灰化になりやすくなります。

透析液中のカルシウム濃度の調整も必要ですが、やはりシナカルセットをうまく使っていく必要がありそうですね。