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院長の臨床メモcolumn

2017.06.19

コレステロールは食事で下がるのか?

これは議論があると思います。

食事で下がることもあれば下がらないこともあります。

コレステロールが多い食事をとると、体はバランスを整えようとし、肝臓でのコレステロールの合成を減らそうとします。

さらに、余分なコレステロールは胆汁酸となり体外に排泄させようとします。

しかし、、、

やはり体もすべて調整できるわけではありません。

食事が行き過ぎるとコレステロールは上昇します。

食事由来のコレステロールは全体の20%と言われており、残り80%は肝臓で生成される内因性コレステロールと言われています。

その20%といえども、食べすぎはいけません。

バター、ラード、生クリーム、洋菓子などの飽和脂肪酸、お菓子、マーガリン、揚げ物などのトランス脂肪酸。

実際、間食をやめてLDLコレステロールがかなり低下した患者さんもいらっしゃいます。

60歳以上の女性は下がりにくいかもしれませんが、上記のことを抑えることは動脈硬化伸展の予防にもなります。