院長の診療日記

2018年1月 3日 水曜日

今日の医師カンファレンス(アスピリン喘息について)

NSAIDs全般というよりCOX-1阻害薬(ボルタレンやロキソニンなど)に対する過敏症 強い気道症状(鼻閉、鼻汁、喘息発作)を生じる。発作時には顔面紅潮、目の充血を起こす ことがあり、1/3で腹痛や下痢など発症することがある。また鼻茸を伴う好酸球性鼻茸副 鼻腔炎を併発し、臭覚低下を生じることがある。

○アセトアミノフェンは?
アセトアミノフェンもたとえ100㎎(バイアスピリン)でも要注意 ただ、300㎎以下であれば使用できるという報告もある(例:PLであれば150㎎含有)

○COX-2阻害薬は安全? これまでの報告からメロキシカムなどは安全と言われているが、重症不安定な場合は悪化す るという報告もある。セレコックスも同様である。

○湿布、点眼薬は? 湿布や点眼薬でも誘発される可能性がある。

○安全と言われている薬は? ステロイド、葛根湯、抗生剤(ただし添加物には要注意)

○添加物で要注意なものは? ミント、着色料(タートラジン)、添加物(パラペン、亜硫酸塩)、高濃度の天然サリチル酸 (香辛料)

○喘息、急性呼吸困難時には?
(禁忌!)ソル・メドロール、ソル・コーテフの点滴⇒喘息が悪化する 第一選択は、エピネフリンの筋注である。

○β2刺激薬は効果があるの? 一般的ではあるが、メプチン、オルベスコなどのβ2吸入薬の効果は乏しい。

○安定期の治療 基本的には喘息の治療に準じ、ステロイド吸入やロイコトリエン拮抗薬(キプレスなど)を 用いる。また、インタールの吸入が奏功するときがある。

○コントロール不良の場合の治療薬は? 抗IgEモノクロール抗体薬であるオマリヅマブ(商品名;ゾレア)がアスピリン喘息に著効 し、さらに効果発現が早いことも利点である。

投稿者 きたうらクリニック | コメント(0) | トラックバック(0)

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