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院長の臨床メモcolumn

2018.06.04

JMAT兵庫の研修

JMAT:日本医師会災害医療チームンの研修を受けてきました。

JMATはこれまで存在は知っていましたが、研修に参加したことはなく、今回は医師会の仕事で初めて参加してきました。

災害医療の概論、記録、情報伝達の訓練やシミレーションまで幅広い内容でした。

中でも、災害医療には欠かすことができない、「CSCA-TTT」は非常に勉強になりました。

C:指揮、連携

S:安全性

C:情報伝達

A:評価

TTT:トリアージ、治療、輸送

シミレーションでも、常にCSCAが出てきます。

場所や状況に応じてCSCAを考えて、動いていくことが非常に重要であるということを認識しました。

情報伝達では災害ではまず固定電話が通じなくなる可能性があり、災害直後では携帯も使えない状況になる可能性もあるので、今回は、衛星電話を経験しました。

また、情報共有ツールとしてEMISというライフライン、避難所や救護所の状況、支援、避難者の状況などが把握できるPC訓練も行われました。

最後にシミレーションをしましたが、本当に難しかったです。

いつもは診療所で、来られた患者さんを診ていきます。

しかし、災害医療の場合は診療所というスペースではなく、救護所以外は自分で指揮系統を守りながら動いていく必要があります。

普段と全く違う流れに戸惑いましたが、逆にいい訓練ができました。