はじめての方も
お気軽にご相談ください

院長の臨床メモcolumn

2018.12.11

冬季の高血圧

12月から2月にかけて、この寒い時期は血圧が上昇すると言われています。

特に朝が高いモーニングサージと言われる早朝の血圧上昇が問題だと言われています。

また、食塩摂取量が多くなるので、それに伴う血圧上昇が問題とされています。

高血圧が持続すると心臓病や脳梗塞など血管病など起こりやすくなり、看過することができません。

日本人の43,00万人が高血圧と言われ、そのうち治療している人は50~60%と言われています。

しっかりとコントロールされている方は治療されている方の30~40%程度と言われており、治療されている方の中でもコントロールがしっかりできているとは言えない状況です。

冬になってくると、血圧が夏より高くなっておりますので降圧剤の配合錠を処方することがあります。

ARBとCa拮抗薬を処方することが多いと思われます。

最近ではこの配合錠も後発品が多く発売されており、先発品の処方することが減ってきたように思います。

ARBの先発品も武田薬品のアジルバだけとなってしまいました。

ARB最盛期だったころを考えると考えられない状況です。

血圧に関しては、上記のとおりしっかりとコントロールをできている方が多いとは言えない状況であり、配合錠を含めた適切な降圧剤を使い、しっかりとコントロールしていきたいと思います