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2018年12月25日 火曜日

開業医の高齢化

2016年と2036年の医者の数の推移を見たグラフがあります。

約20年後の2036年には医者も約60,000人増えると言われています。

そのうち35歳から49歳の方では、2016年が100,429人から2036年では108,893人、65歳の以上の方では、2016年で48,435人、2036年では93,333人と65歳以上の医師が現在と比べると、約50%超えると言われています。

では、病院とクリニックを分けるとどうなるか?病院では65歳の方は2016年では15,811人から2036年では39,527人と増えています。

一方、35歳から49歳の方も2016年で77,745人から2036年では87,144人に増えています。

病院では65歳以上の方は約2.5倍増えていますが、壮年期の方も約10,000人増えております。

病院でも高齢化は認めますが、病院の年齢のバランスはある程度維持されるかもしれません。

問題はクリニックです。

65歳以上の医師は2016年で32,624人から49,792人と増えています。

一方の、35歳から49歳の方は2016年で45,860人から28,106人と著明な減少を認めております。

医者の総数としては増えていますが、地域医療やそれに伴う各事業を担う開業医の数が著明に減っているのが気がかりです。

若い医師が勤務医、あるいは医学研究の道に進む可能性があると思われます。

以前より、医師に関しては医学部の増加もあり、医学部の倍率も高いことから、医師の数自体は減ることはないと思っていました。

開業医で構成される医師会の仕事は医師としての仕事だけではなく、お子様にかかわる予防接種、学校保健、健診/検診事業、今後の地域完結医療の支えとなる訪問や介護事業、医療情報の管理、健康や医療の啓蒙活動、など様々な仕事があります。

私が担当している救急(特に、休日祝日救急当番、急病センター)、災害、救護班も医師会が責務を担っています。

今後10年から20年かけて開業医が減ってくることは、地域の医療の崩壊あるいは地域の医療介護の基盤が崩れることになると思われます。

人口減少や地域による医師の偏在化も気がかりですが、地域の命を預かる開業医数の減少による質の低下、診療科の偏在化も危惧されます。

投稿者 きたうらクリニック | コメント(0) | トラックバック(0)

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