院長の診療日記

2019年2月28日 木曜日

透析患者さんとリン(蛋白摂取量の重要性)

透析患者さんではnPCRが低いと予後が良くないと統計的には言われています。

逆にnPCRが増加してくると、血清アルブミン値が高くなり、予後が向上するといわれています。

蛋白質摂取を上げればいいのか?という話になるとそうでもなく、結局のところ、総カロリー数を上げないと異化亢進してしまい、痩せてしまいます。

蛋白摂取をふやすとリンが上がるのでは?

確かにそうだと思います。

しかし、リンを制限しすぎると、総カロリー自体が減っているという報告があり、カロリー、蛋白摂取不足に陥ります。

一番いいのはたんぱく質も取れて、血清リン値が低いということですね。

しかし、タンパク質が不十分であれば、いくら血清リン値が低くても予後はよくありません。

どちらをとるかというのは難しいですが、特に高齢の患者様では栄養を重視したほうがいいでしょうね。

ただし、無機リン=タンパク質摂取増加というわけではないので押さえて方がいいでしょうね。

投稿者 きたうらクリニック | コメント(0) | トラックバック(0)

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