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院長の臨床メモcolumn

2019.06.06

イベニティ:骨粗鬆症の薬剤

イベニティは骨形成促進と骨吸収抑制の2つの効果を持ち合わせている画期的な薬剤で、骨折の2時予防として大いに期待されています。

骨折あとは1年以内に骨折する危険性が高く、骨折後は比較的早期に、骨塩量を増加することが必要とされています。

今までの治療薬は骨折抑制効果までの期間が1年以上かかわるといわれていました。

イベニティは椎体も大腿骨近位部でも1年以内に骨塩量が増加すると報告されています。

特に、椎体では骨密度10%上昇する効果が約68%とかなり高い効果が報告されています。

イベニティは1か月に1回×12か月の期間限定の皮下注射製剤です。

中止後は、再び骨吸収が高まるので、エディロール、ビスフォスホ製剤、デノスマブの併用が必要になってくると思われます。