院長の診療日記

2019年6月 7日 金曜日

透析患者さんのかゆみ

○末梢性かゆみ

表皮と真皮の境界部位の神経線維の中で最も細く、伝達速度が遅いC神経線維が物理的、化学的な刺激により活性化します。

○中枢性かゆみ βエンドルフィンはμ受容体と結合してかゆみを促進しますが、ダイノルフィンはκ受容体と結合してかゆみを抑えてくれます。

○治療

乾燥による場合は保湿クリーム。ヘパリンクリームが使用されることが多いと思いますが、同クリームにはいろんなタイプがあります。

効果としてはソフト軟膏>クリーム>ローション>フォーム。 抗ヒスタミン剤も使用しますが、中には腎排泄の薬剤があり注意が必要です。

薬剤名としてはアレロック、タリオン、アレグラ。ジルテックやザイザルは使用しないことが多いです。

ただ、かゆみが頑固な場合、あえて使用することはありますが、その際には肝障害や眠気などの副作用には十分留意する必要があります。

透析患者さん用のかゆみ止めとしてレミッチがあります。

これは前述のダイノルフィンによるκ受容体を活性化させる薬です。

ただし、第一選択薬ではなく、他の薬剤で効果がない場合に限って使用できるので要注意です。

投稿者 きたうらクリニック | コメント(0) | トラックバック(0)

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