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院長の臨床メモcolumn

2019.11.05

アルブミン濃度の検査方法

11月1日に加古川保健センターの検査部会が開催されました。

検査部会は血液検査などの検体の正確性、運用方法などについて協議していきます。

今回、協議の一つにアルブミン濃度薬の測定方法について議題が上がりました。

現在、保健センターではBCG法で測定されています。

一方、改良BCP法で測定されている検査会社もあります。

BCG法ではアルブミンが約0.3くらい高い値となります。

ガイドラインなどではBCG法が多くなっていますが、改良BCP法を用いている施設が多くなっています。

当院でも下記のように検査方法をBCG法にするとアルブミンが上昇しました。

どちらがいいのか?

何を基準にするのかが問題となります。

基準を世間一般の方法に合わしても、ガイドラインがBCG法では何を基準にして判断すべきかが難しくなります。

世間がBCP法、ガイドラインもBCP法なら変更したほうがいいと思いますが、まだ、基準としては今のところ一律になっていないようです。

協議の結果、両方の測定方法行いながら、適正な方法の選択を模索することとなりました。