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院長の臨床メモcolumn

2020.01.27

災害対策マニュアルを読んで

令和2年2月に東播磨災害対策会議が開催されます。

年に1回、マニュアルの確認、追加、EMISなどの訓練など災害時の対策を圏域で議論していきます。

災害時のマニュアルは各自治体ごとに策定されていますが、それを拝見すると、医療というのは全体のごく一部ということを痛感します。

医療は人の命を守るため欠かせないものですが、災害対策には、電気、ガス、水道などのライフライン、通信、建物、食事、消防などたくさんの部門に分かれています。

人の命を守ると言っても医療だけではなく、介護、福祉にも分かれます。

私は透析をやっていますが、医療の中ではごく一部です。

災害対策というのは、全体を把握しながら、地域医療での病診連携、透析施設間の医療連携をどうしていくかをあらかじめ策定しておく必要があります。

災害はいつ起こるかわかりませんし、夜中など何時に起こるかよっても大きく変わります。

ただ、意識したいのは初動です。

マニュアルを参考にしながらまず、自分はどう動くべきなのか?

自院だけではなく、東播磨災害コーディネーターとしてどう任務を果たすことができるのか。

公助が必要となることも想定し、行政を主体とした発災時のフローチャートも把握しておかなければなりません。

自院を守りつつ、災害対策については視野を広く持ち、情報収集を怠ってはいけないと思っています。