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院長の臨床メモcolumn

2020.01.09

医師ミニレクチャー:共同意思決定SDM

SDM(Shared decision making:共同意思決定)~2020.1月

=医療者、患者が情報をもとに意見を出し合い、一緒に意思決定する方法=

(患者への説明方法)
① パターナリズム(患者にとって最善と思われる方法を提案する)

② インフォームドコンセント(患者に十分な医療情報を提供し、患者が最終決定する)

③ SDM(医療者と患者が共同して決定する)

(インフォームドコンセント:ICとのちがいは?)

・ICは同意書が必要な場合、病状説明など”説明”がメインで行われる。

・SDMは患者の主体的な参加を促す

・大切なことは?⇒

患者が気付いていない気持ち、

意向、心配事を引き出すこと

・お互いのゴールを合意しながら設定していく

(SDMはいつ使うの?)

臨床の現場では、日々あらゆる決定が存在する。

そのすべてではないが、患者にとって重要とされる場合に用いられる。

例えば、治療法を選択する時 ① 透析関係(透析時間、透析方法、DWなど) ② 透析を見合わせるとき ③ 薬のアドヒアランスの低下(処方された薬を飲んでいない、自己調整をしている)