シャント

2011年8月26日 金曜日

シャント瘤には気をつけて

昨日、同一部位への穿刺を繰り返すとシャント瘤(こぶ)になるといいました。

確かに、それはそれで注意しなければなりません。

もうひとつ重大な注意点があります。

それはシャント瘤にはシャント閉塞、あるいは狭窄が潜んでいる可能性があるということです。

もしシャント閉塞が潜んでいるとすると...

⇒シャントの流れが悪くなり、血管に圧がかかります。

⇒シャントが膨らんできて瘤になります。

⇒瘤になるだけではなくて、シャントではない血管に逃げます。

⇒そうなると瘤+他の表在静脈も目立っています。

当院でもありました。
シャントPTAで事なきを得ました。

穿刺部と関係なく形成されるシャント瘤はシャント狭窄が潜んでいる可能性があるということを常に頭に置かないといけません。

その場合はシャント音が聞こえているケースも多々あります。

ですから、たとえシャント音が良くてもはじめてシャント瘤を見つけた場合はすぐにエコーをするべきです。

医師、透析スタッフの共通認識として常に考えておかなければいけないと思いました。

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2011年8月25日 木曜日

シャント穿刺

当院に月1回、別の透析施設で透析されている1名の患者さんが定期検査に来られております。

目的はシャントチェックと透析効率を含めたデータの確認です。

遠くから来て頂いている一番の目的はシャントの確認だそうです。

2年前にシャント完全閉塞でシャントPTAを行いました。シャントPTAで再開通しましたが、患者さんとしてはもう少し早く発見していればシャント閉塞にはならずにすんだという反省からわざわざ足を運ばれています。

今のところ幸いシャント再閉塞は認めていません。

シャント音の聴診で狭窄音がきこえたときには"これは再狭窄か!?"と思い、あわててシャントエコーを行いましたが大丈夫でした。

わざわざ遠くから来てもらって完全閉塞させるわけにはいきません。

シャントは狭くなってきます。
ただ完全に閉塞してしまう場合と少しでも流れている場合では雲泥の差があります。

あと、気になることがありました。

穿刺部が限局しすぎていることです。

穿刺部が限局するとふたこぶラクダのように大きな瘤になってしまいます。

どうしても穿刺を繰り返すと血管壁が傷んで弱くなってくるので瘤状に拡張してきます。

しかもそのような場所では皮膚も薄くなってくるので止血困難になることがあります。

できる限り瘤にならないように5-10mmくらいずらして穿刺していくことも重要だと感じました。

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