シャント

2011年10月17日 月曜日

上腕シャントのPTA

シャント狭窄や閉塞は透析患者さんでよくみられることです。

シャントは透析患者さんの命綱であると同時に良好なシャントは良好な透析に直結するのできちんとした管理が必要になります。

シャント以上が疑われた場合、シャントエコーをし、必要に応じてシャントPTAを依頼します。ちなみに私はシャントPTAはしていません。

一番頼みづらいのは上腕に人工血管がある場合です。

当院では基本的にはじめは細い針で動脈からシャント全体を見るように造影し、治療が必要であれば静脈に治療用の管(シース)を入れてPTAを行います。

上腕のグラフトがある場合、造影するだけであれば問題ありませんが、治療が必要となった場合治療用のシースを入れるための静脈の選択肢が少なくて「刺す場所がなくて困るだろうなあ」と本当に申し訳ないと思います。

先日も上腕グラフトで人工血管のつないでいる静脈側がかなり脇に近いところで吻合していました。

脇に近ければ近いほど刺しにくいと思います。

人工血管の上から基本的にはシースは刺してはいけないものですから。

どこから刺せるんだろうと思い、かなり恐縮しながらお願いをしました。

脇からの穿刺でも距離がなくて、鎖骨下静脈の手前からアプローチされました。

特に問題なく終了し、ホッとしています。

良く刺せるなあと感心しました。

シャント音は回復し、透析も無事に行えています。

シャントPTAも簡単なものから難しいものまで様々です。

シャントの場所によって難易度が変わることは仕方ありませんが、

何とか手遅れではなくて"早めでかつ早すぎず"という状態で依頼する義務があると思います。

簡単に終了するということは患者さんにとっても術者にとってもいいことだと思います。

シャント狭窄はいつ出現するかわからないので毎回の透析で注意を図るべきです。

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2011年10月 6日 木曜日

シャント穿刺部痛

先月に当院の患者さんに愁訴についてアンケートを取りました。

59名の方からご返答を頂きました。

私は年に何度かアンケートを取っているのですが、当院の患者さんは非常に協力的で本当に有り難く思っています。

アンケートは患者さんの生の声に近いものがあり、患者さんの治療にかぎらず、医師やスタッフの評価や状況把握の参考にもなります。

愁訴の中で一番多いのが腰痛です。

その次にこむら返りです。

血圧低下などもありますが、穿刺部痛というのもあります。

長時間透析が必要といわれているなか、透析中の腰痛は透析時間の経過とともに痛くなり、透析をしていること自体が苦痛になります。

シップ、温めるなどしていますがなかなか腰痛はきついようです。

細い針で痛み止めを打ってましになればいいのですが。。。

なんとか安全に痛みを抑える方法を考えなくてはなりません。

穿刺部痛に関してはボタンホール型を考えてみようと思います。

スティック留置が必要でないボタンホールタイプの針もありますので積極的に使っていこうと思います。

ボタンホールの場合、出血や痛みや止血時間は軽減しますが穿刺に時間を要する場合があり、穿刺に時間を追われる開始時は向かないのかもしれません。

また従来の針に比べて需要が少なく、針の規格も少ないです。

ですから15Gなど太い針を使用している方にはできません。

できることとできないことがありますが、できることは積極的にやっていこうと思います。

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