シャント

2015年10月30日 金曜日

止血困難の時の注意点

透析で血が止まらない止血困難の時があります。

通常、ヘパリンを調整をして、投与量を減らすときがあります。

しかし念のため注意をすることあって、シャント血管を見ておく必要があります。

止血こんなの針痕より上の方に閉塞がないかどうか?

上腕とか鎖骨下静脈とか。

上腕などは服の下に隠れているので見ないことが多いです。

その間に閉塞や狭窄があって、表在静脈が怒張していることがあります。

そのような患者さんがいらっしゃったので念のために鎖骨下を含めたエコーを行いました。



上の写真は鎖骨下静脈です。

明らかな狭窄や閉塞がなくてよかったです。

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2015年10月26日 月曜日

シャント側の腕での血圧測定は禁忌?!

というのが一部のコミュニティーで話題になっています。

「当然ダメでしょ」というのが正解ですが、実際はどうなのか?

誰も実験はしていません。

もし詰まってしまったらえらいことですからね。

倫理的にそんな実験はしてはいけません。

実際としてはもちろん血圧を測りませんが、穿刺の時に駆血帯で腕を縛ります。

穿刺がスムーズにいくときはすぐに外れますが、難しい人はてこずった場合は結構長い間駆血してしまうことがあります。

穿刺に集中しすぎて、駆血していることを忘れてしまうことがあるかもしれません。

いろんなケースを経験しますが、実際、穿刺しているときにてこずったとしてもシャント閉塞したことはありません。

穿刺ミスを繰り返しシャント狭窄をしてしまうケースはありますが、駆血しすぎでシャントが閉塞したことはありません。

血圧測定はいいのかどうか?

血圧測定も動脈触知するまで結構マンシェットを縛ります。

それなりに時間を要します。

血圧測定するのと穿刺で駆血帯を縛るのとどちらが力強く縛りすぎになるかわかりませんし、どちらが長い間縛っているかも不明です。

答えとしては「シャント側の腕では血圧測定禁忌」ということで変わりはないですが、万が一間違えたとしてもおそらくシャント閉塞をすることはないと思います

間違える方もいないと思いますが、命が緊迫している場合は測ってしまうことがあるかもしれません。

その際には血圧が著明に低下し、シャント血流が低下し、シャント閉塞になる可能性があるだけに、血圧測定したことがシャント閉塞につながったかどうかわかりません。


答えが決まっている議論なのかもしれません。

気にせず測っていいじゃないかという議論ではないことはご了承ください。


ただ、本当に大丈夫であれば、助かることは3点。

①シャントの腕で測定することで、両腕の血圧差を見ることができる。

②鎖骨下動脈狭窄など中枢側の動脈狭窄を見るけることができる。

③ABI、血管年齢検査で四肢の血圧測定ができる。

メリットはありますが、他の検査で代替できますし、やはりしてはいけないですよね。

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2015年10月 6日 火曜日

静脈圧上昇に対するポータブルエコーの利用

透析中によく鳴る警報として静脈圧上昇があります。

針先が血管に当たっていたりするので、押したり引いたりして、対応します。

この場合、通常ブラインドでしていました。

昨日は静脈圧上昇で警報が鳴っている患者にエコーを当ててみると、針の先端は血管内に入っていましたが、血管の膜を完全に貫通されていないため、膜が引っ掛かっており、静脈圧が上昇していました。

この場合、柔らかい外套を押しても、引いても膜を破ることはできないので、針先端だけ血管内に入っている状態には変わりなく、静脈圧は減少しません。

今までだったら再穿刺という流れでしたが、今回は、外套の中にペインレスニードル(針先が鈍)を挿入し、引っかかっているない膜を破って、再挿入しました。

すると完全に針が血管内に挿入され、静脈圧も低下しました。

ポータブルエコーは透析中のトラブルの回復の助けにもなりますね。

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