痛み

2017年7月26日 水曜日

透析患者さんでのオピオイド系鎮痛剤

透析患者さんで痛みが強い時にオピオイド系鎮痛剤を処方します。

・トラムセット

・ノスルパンテープ

ノスルパンテープは鎮痛効果に優れており、痛みに関してはかなり有効だと思います。

ただ、1週間貼りっぱなしということと便秘や嘔気に要注意です。

眠気も注意です。

あと、メリットとして、減量が不要ということです。

5㎎から開始しますが、最高の20㎎まで増量可能です。


つぎにトラムセットですが、

これは配合錠で、トラマール37.5㎎+アセトアミノフェン325㎎です。

禁忌となっていますが、アセトアミノフェンで禁忌になっていますが、透析患者さんでよく処方するので禁忌では臨床ではないと思います。

このトラムセットやトラマールは透析患者さんの場合50%減量が必要です。

ですから、4錠まで可能なのですが、2錠までとなっています。

新しい鎮痛剤はありますが、用量を注意しながら投与する必要があります。

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2015年11月24日 火曜日

新しい痛み止め(NSAIDs)のテープ剤

平成27年1月に新しい痛み止めテープ剤「ロコア」が発売されます。

これは従来のテープ剤と違って、吸収力が高く、全身の痛みに効果が出ることが期待されています。

位置づけとしては従来のテープ剤より強く、経口の痛み止めより弱い感じです。

副作用などのリスクは経口剤より低いといわれています。

通常のテープ、シップは貼った部位にしか効きませんが、ロコアの場合、貼ったところから吸収されますので、例えば、腰に貼っても方に効く可能性があります。

ですから、他のテープ剤と違って、1日2枚までということになります。

さらに腰痛症や肩関節周囲炎では保険使用できず、変形性膝関節などの変形性関節症の病名がないと使用できません。

重篤な肝臓病や腎臓病の方にも使用できませんので、使用される方は限られてきます。

効果発現は比較的早く、1-2週間後には効果発言し、8週間後まで徐々に出てくるような感じですね。

腎臓病の方には使用しづらいのがつらいところですが、他の患者さんで困っている方には使ってみようと思います。



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2014年7月 3日 木曜日

透析患者さんでのトラムセットの有効性

オピオイド系鎮痛剤であるトラムセット。

トラムセットはドラマールとアセトアミノフェンの合剤です。

強い鎮痛効果がある半面、副作用にも要注意の薬剤です。

通常の痛み止めで効かない場合に処方します。

透析患者さんで肩や股や腰が痛い方は多くいらっしゃいます。

つらくて歩けない、眠れない。。。。

そのような方にトラムセットを処方しました。

アセトアミノフェンは透析で禁忌となっていますが、基本的には問題となることは少ないです。

ドラマールは禁忌ではなく、減量(半量)投与となっています。

つまり、トラムセットは両者の合剤ですので禁忌となります。

ただ、前述のとおりアセトアミノフェンは臨床的には不都合となることは少ないため、少量であれば透析患者さんに使用できると思われます。

経験上、少量(1錠)でも透析患者さんへの鎮痛効果はあると思います。

便秘、ふらつき、嘔気とアセトアミノフェンの副作用に気を付けながら効果を見極めていく。

2週間で効かなかったら中止をした方がいいでしょうね。

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2014年6月18日 水曜日

透析患者さんにノルスパンテープをどう使用するか?

腰痛、肩痛など痛みを訴える方は多くいらっしゃいます。

シップ、ロキソニンなどのNSAIDsで対応することが多いですが、最近では痛み止めの種類も増えてきています。

まずは上記の薬剤を使用しますが、最近ではリリカを使用することが増えてきています。

リリカは神経障害性疼痛などびりびりした様な痛みには本当によく聞きます。

注意点はふらつきですね。

また透析患者さんは容量を抑える必要があります。

25-50㎎ですね。

これ以上飲むとふらつき、眠気、嘔気が現れると思います。


リリカ以外となるとトラムセット。

これはドラマリールとアセトアミノフェンの合剤ですが、これも効果があります。

ただ、オピオイド系鎮痛薬なので嘔気、便秘、ふらつきには要注意ですし、この薬剤も容量を半分くらいにしなければなりません。


つづいて、同じくオピオイド系鎮痛薬のノルスパンテープ。

これは貼り薬で1週間張りっぱなしです。

効果は強く、現状の痛み止めとしてはかなり効果が高いと思います。

しかし、これも先ほどのトラムセットと同様副作用には注意です。

特に嘔気です。

嘔気が出やすいのでノバミンやナウゼリンと一緒に併用します。

そうすると嘔気の副作用は軽減します。

また、この薬剤は透析患者さんでも容量を減量する必要はありません。

患者さんの痛みを十分に拝聴し、薬の副作用に注意しながら経過を見ていく必要があります。

鎮痛効果は強いお薬なので嘔気の壁さえ超えることができれば痛みは減り、喜ばれる薬だと思います。

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2014年5月21日 水曜日

ドラマリールは透析患者さんの痛みに使用できるか?

ドラマリールという慢性疼痛に使う内服薬があります。

非オピオイド系鎮痛剤といって、よく使用するロキソニンやボルタレンなどのNSAIDsと違って、痛みに対する第一選択薬ではありません。

しかし実際、ロキソニンなどで聞かない痛みも臨床上経験し、薬理作用の異なる薬を処方することが多くあります。

最近では、リリカという神経障害性疼痛に対する薬も宣伝されおり、よく使います。

このドラマリールは数年前、アセトアミノフェンの合剤の「トラムセット」という名前で発売になっていました。

これもいい薬なのですが、腎臓病や透析の方では禁忌でした。

トラムセット=ドラマリール+アセトアミノフェン

なのですが、このアセトアミノフェンが透析の方では禁忌ですので、同時にトラムセットが禁忌になってしまいました。

しかし、今回慢性疼痛に使えるようになった、ドラマリール単体では腎臓病や透析の方は禁忌になってはいません。

慎重投与にはなっていますが、少量から注意深く投与することによって十分効果も発揮すると思います。

下記の表はひざや腰などが悪い方にドラマリールを飲んでどれくらい痛みがましになったかという図です。

6週間後にはおおよそですが痛みは半減しています。

痛みゼロが理想ですが、毎日の痛みが半減するだけで随分と気持ちが楽になると思います。



一番の注意点は悪心、便秘、眠気ですね。

ゆっくりと25㎎から増量し、それを100-200㎎までにするのかどうかは症状の改善や副作用の出現を見てからになると思います。

痛みはつらい症状の一つです。

ドラマリール(商品名:トラマール)は痛みの治療の有効なオプションになると考えます。

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