糖尿病

2019年10月 6日 日曜日

糖尿病性腎症進展の予測因子

糖尿病性腎症の典型的な悪化するパターンとしては

尿アルブミンが出現し、その後、尿蛋白が陽性となり、腎機能が悪化してきます。

しかし、最近ではそれ以外に

尿アルブミンは陰性なのに腎機能が悪化してくるパターン

尿アルブミンは陽性だけど進行してこないパターン

尿アルブミンは陽性だけど、尿蛋白までに至る前に早く腎機能が悪化してくるパターン

など多様化してきています。

尿アルブミンや尿蛋白が出現すれば、腎機能悪化の予測因子となりますが、

上記の通り、絶対的なマーカーとはならないということです。

予測因子として、最近注目されているのが、可溶性TNF受容体濃度です。

この数値が上昇していると尿アルブミンなどよりもっと早期に腎障害が進行するかどうかが予測すると報告されています。

つまり、尿アルブミンが上昇してくるステージだけではなく、尿アルブミンが陰性のステージから上昇し、将来的な腎障害の進展を予測してくれる可能性があるということです。

はやめに予測できれば、血糖管理ときちんと行うことで腎障害は免れるかもしれません。

患者さんもこれではまずいと思って頑張るでしょう。

臨床ではまだ使用できませんが、将来的に期待される検査項目と考えます。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2019年10月 5日 土曜日

SGLT-2阻害薬と尿糖

SGLTはNa依存性高容量低親和性ぶどう糖共輸送体で

SGLT-2は腎臓の近位尿細管に存在します。

さらにSGLT-2はセグメントがあり、ぶどう糖を再吸収するのは

セグメント1で90%、セグメント3で10%が再吸収され、尿には通常の尿糖は出現しません。

現在、糖尿病の治療薬で血糖降下作用だけではなく、腎保護作用が強く期待されている、SGLT-2阻害薬は

腎臓のSGLT-2を阻害するので、大量の尿糖が排泄されます。

約200キロカロリー分ともいわれています。

体重は3-5㎏減ることが多く、減量、体脂肪の減少も伴います。

HbA1cも1%以上低下します。

SGLT-2阻害薬は上記の通り、尿アルブミン減少作用や腎障害進行抑制効果も証明されており、糖尿病性腎症の発症抑制する薬剤として注目されています。

この薬を飲んでいると、尿糖は出ますが、尿ケトン体も陽性になることがあります。

これは、ぶどう糖排泄亢進による脂肪分の分解によりケトン体が産生されるためです。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2019年10月 2日 水曜日

アルブミン尿ー糖尿病性腎症

糖尿病の合併症として,糖尿病性腎症があります。

その腎症の早期発見のための検査として、尿中アルブミン測定があります。

この数値が30-299の間だと、微量アルブミン尿といって、糖尿病性腎症2期となり、

300以上だと顕性腎症といって、3期になります。

糖尿病性腎症はこのアルブミン尿がすごく大切で多いほど、明らかに腎不全へ進行する危険性が高まります。

アルブミン尿が出やすい危険因子としては、糖尿病はもちろんのこと、年齢、高血圧、食塩過多などがあります。

3期の次はもちろん4期があり、いわゆる腎不全。

この時期になると血液検査でのGFRが30未満となり、かなり進行した状態になります。

ですので、糖尿病性腎症の2期にならないよう、なったとしても、食事療法や薬物療法で何とか進行させないことが必要です。

まずは、早期発見ですよね。

健康診断を含め、糖尿病の人、糖尿病と言われた人は、必ず尿中アルブミンを測定してもらいましょう。

糖尿病がない高血圧の方の約30%でも尿中アルブミンが要請になると言われています。

ただ、保険適応としては糖尿病性腎症2期という名前が必要ですので、糖尿病のない方は検査できませんのでご注意ください。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2019年9月30日 月曜日

ゾルトファイ配合注

持効型インスリンのトレシーバとGLP-1アナログのビクトーザの配合剤です。

注射剤同士とはかなり画期的ではないでしょうか。

トレシーバ、ビクトーザ単独より0.6-0.7%低下するといわれています。

また、低血糖の発生も少ない。

ただ、GLP-1アナログはが入っているので、嘔気、便秘などの低血糖は気がかりなのは変わりありません。

透析患者さんでも使用可能ですが慎重投与となっています。

透析患者さんで気になるのは低血糖の頻度の悪化と糖尿病性胃腸障害による副作用の出現ですね。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2019年7月19日 金曜日

飲酒のあとの血糖変動

飲酒後、しばらくするとやたらとおなかがすくことはないですか?

アルコールを飲むと、肝臓での糖新生やグリコーゲンの分解が抑えられるので血統が手癒しやすくなります。

特に、大量の飲酒をするとその傾向が強くなります。

飲みに行った後に、ラーメンで締めるというのも、血糖が低下傾向にあり、それを満たしてくれるのかもしれませんね。


適量の飲酒はインスリン抵抗性や耐糖能を改善させるといわれています。

実際、ビールなど飲んだ後の血糖は食後血糖も下がります。(あくまで適量の話)

ですので、糖尿病の患者さんで、インスリンを分泌させる薬剤【SU剤】やインスリンを使用している患者さんは低血糖に注意ください。


(追記)適量の飲酒は血糖を改善するという報告はありますが、飲酒しているときの血糖は下がるものの、インスリンはしっかりを分泌されます。

インスリンの分泌が多くなると肥満につながることがあり注意は必要です。

脂肪肝などになると長期的にみると糖尿病になるので油断しないでくださいね。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

カレンダー

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
アクセス


大きな地図で見る

〒675-0012
加古川市野口町野口220-1

【診療時間】
■透析(予約制)
月・水・金…8:00~18:30
火・木・土…8:00~13:30

■内 科・腎臓内科
月~金…9:30~12:00 15:00~17:00
火・木・土…9:30~12:00

【休診日】日・祝祭日

お問い合わせ 詳しくはこちら