糖尿病

2018年9月19日 水曜日

CANVAS試験サブ解析

糖尿病のSGLT-2阻害薬の「カナグル」が使われたCANVAS試験という臨床試験があります。

このサブ解析(約6年間)で腎保護作用が報告されました。

SGLT-2阻害薬は基本的には高度な腎障害では効果が期待されないので使用されませんが、推定GFRで45以上では使用することがあります。

この結果を見ていますと CKDステージで ステージ1、ステージ2、ステージ3a、ステージ3bのどのステージでも、投与初期ではGFRはいったん低下しますが、その後上昇し、プラセボと比較して、腎機能は維持されています。

糖尿病性腎症では年々腎機能が低下しやすいのですが、この試験では、特にステージ3bで腎機能が安定しているという有意義な結果が出ました。

腎障害の進行抑制、透析への進行抑制も示されています。

副作用に留意しながら、腎保護作用+血糖低下作用が期待できるといえるでしょう。

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2018年8月16日 木曜日

透析患者さんの血糖目標について

透析患者さんでは血糖値の目標をHbA1cではなくグリコアルブミンを使用されます。

心臓病がある方の目標値は

グリコアルブミン24%未満

とされています。


グリコアルブミンの方がHbA1cよりも透析患者さんによって生命予後など関連するとされているので、最近ではグリコアルブミンが通常の項目となっているを思います。


しかし、一方で糖尿病領域では

HbA1cが用いられており、

目標値も、年齢や低血糖が起こしやすい薬を使っているか、認知症があるかないか、合併症が多いかどうかなどいろんなカテゴリーに分かれています。



たとえば、透析患者さんで心臓病があって、インスリン使っている人の目標は

HbA1c8.5%未満で、かつ7.5%以下にしない

という目標になります。


透析学会のガイドラインを使用するのか?

糖尿病学会のガイドラインを使用するのか?


私は透析学会のガイドラインを使用していますが、糖尿病専門の先生は糖尿病学会を使用すると思います。

是非は問いませんが、透析患者さんにおいてはGAとHbA1cのギャップが結構あるので、個人的にはGAの方がいいのかなあ・・・と思っています。

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2018年5月11日 金曜日

オリンピック??

糖尿病治療薬で週1回のGLP-1受容体作動薬が近々発売になります。

その商品名が「オゼンピック」。

きわめて、オリンピックに近い名前で覚えやすいといえば覚えやすい。

これは注射薬ですが、最近では週1回のGLP-1受容体作動薬がすでに発売されており、3番目の治療薬となります。

透析や腎臓病方にも使用できるようです。

現在、トルリシティという注射薬を使用していますが、それよりも血糖低下するという報告もあるようです。



注射薬ではありますが、週1回というのがありがたいですよね。

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2018年4月17日 火曜日

腎臓病の方は低血糖にご注意を

糖尿病の方で腎臓病お持ちの方は低血糖に注意が必要です。

標準血糖管理でも慢性腎臓病の持っていいらっしゃる患者さんは低血糖を生じやすいですが、血糖管理を厳格にやりすぎるとさらに低血糖のリスクが増加します。

最近は高齢者を中心に、低血糖に注意するように言われていますので注意をしていますが、低血糖を気にするあまり、HbA1cやグリコアルブミンが甘くなってしまいそうな気がして、それも心配しています。

高血糖の先には血管合併症や神経障害があるので、その注意は忘れず治療に取り組んでいきたいと思います。

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2018年3月 9日 金曜日

SGLT-2阻害薬 ルセフィ

尿に糖をたくさん排泄させることによって血糖値を下げるSGLT-2阻害薬があります。

尿から糖を排泄させるということなので、腎機能が良くない患者さんには使えませんが、

血糖値低下作用、体重減少だけではなく、最近では腎機能障害進行抑制作用も報告されています。

中等度腎障害の方にはあまり使うことはなく、効果も乏しいですが、ルセフィ―の報告を見ると、

効果はともかくとして、GFR45未満の中等度腎障害以降の患者さんに対しても、薬物動態は安定しているようです。

要は血中濃度が高くなり、副作用が生じやすいということもなさそうです。

ただ、効果はどうかという点は問題点として残りますが、腎障害でも安心して使いやすいというのは安心材料ですね。

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