糖尿病

2019年5月15日 水曜日

糖尿病性腎症重症化予防

糖尿病性腎症重症化予防は日本の国策として注目されています。

糖尿病性腎症は新規透析原因疾患としてダントツの1位であり、透析導入数を減少することが目標とされています。

どうすればいいのか?

まずは糖尿病の患者さんをきちんと注するすること。

治療受けたり、健診を受けたりする人はいいのですが、治療も健診も受けていない人はまず問題です。

つぎに、健診を受けて糖尿病と言われているのに、受診していない人も問題です。

いかに糖尿病患者さんに受診勧奨していくか?

ここに自治体の力が必要なのです。

レセプトデータや特定健診のデータは各自治体で把握できるようになりました。

行政、医療機関(かかりつけ医、専門医)がタッグを組み、取り組むべき問題です。

治療するとして何を注意するべきか? 生活習慣の改善がベースにあります。

危険因子の軽減として

①血圧140/90未満

②糖尿病管理が悪い方の減少

③LDLコレステロールの減少

④腎臓に悪影響を及ぼす薬を飲まないこと(鎮痛剤など)

これらを強化することで腎機能(GFR)の低下速度は低下します。 糖尿病性腎症重症化予防への取り組みはしていますが、行政を含めた予防プログラムとして介入できている自治体はまだ少ないと言えます。

地域で取り組んでいくことが重要な分野と考えます。

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2019年3月19日 火曜日

加古川市の特定健診

ここ数年、加古川市では糖尿病の指標であるHbA1cが兵庫県で第一位と不名誉な結果が出ています。

HbA1c5.5%がC判定となりますが、全国平均が53.0%に対して、加古川市ではなんと75.8%の方々がC判定以上となっています。

それ以外にもメタボリック症候群の方が多く、運動習慣も低く、体重も重ためとなっています。

また、糖尿病と言われた方でも未治療な方が県平均よりも多いといわれています。

私も糖尿病プロジェクトチームのメンバーになっており、糖尿病性腎症の重症化予防に努めていこうとする立場ですが、まずは血糖管理、運動習慣、生活習慣の改善ですね。

腎症に関しては、糖尿病が悪いのか、高血圧が悪いのかなど、どのような理由、背景で悪化した理由も地域医療の立場として見解を出せるよう努めていこうと思います。

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2019年1月23日 水曜日

血糖値が高いのは2-3月

年末年始を経て、HbA1cが最も高くなるのは2-3月。

それは納得できますね。

患者さんには12月に、「年末年始だから食事に気を付けてくださいね」といっても、翌年には正月食べ過ぎた。。という流れはよくあります。

ただ、年末年始の1週間でHbA1cが上昇するか?という点が疑問ですね。

おそらくは年始の食事、特に餅などを中心とした炭水化物、「年末年始くらいいいか」と思う間食の癖が残っているような気がします。

大切なことは、以下に年末年始と気持ちを切り替えることができるかどうかだと思います。

正月を挟む年末年始は、日本人にとって特別な行事です。

暴飲暴食はいけませんが、年末年始を楽しんでほしいと思います。

その一方で、切り替えはできない人は薬が増えていき、本来下がるはずの夏場に、「アイスクリーム」という甘い罠にはまり続け、血糖上昇が持続するという悪循環が生まれます。

今は1年の始まりの1月です。

この機会を逃すと、切り替えるタイミングを逸してしまいます。

頑張りましょう。

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2018年12月 6日 木曜日

DPP-4阻害薬(糖尿病の薬)について

現在DPP-4阻害薬で上市されているのは8種類です。

腎臓病や透析患者さんで使いやすい薬としては、デイリーのテネリアとトラゼンタ、ウィークリーとしてはマリゼブがあります。

食事摂取で血糖値が上昇すると、小腸からグルコース依存性インスリン分泌刺激ペプチドであるGIPや、グルカゴン様ペプチドであるGLP-1が分泌され、インスリンが分泌します。

インスリンが分泌されることにより血糖値が下がります。

DPP-4はこのGLPとGLP-1の働きを弱めます。

ですので、DPP-4阻害剤というのはGLPやGLP-1の働きを維持してくれるので、インスリンの分泌を増やしてくれます。

副作用としては低血糖があり、注意する点としては腸閉塞やお腹の手術をしたことがある方はお腹の張りや痛みを訴えることがあるので注意が必要です。

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2018年11月13日 火曜日

トラディアンス配合錠

ドラディアンス配合錠は糖尿病の薬で、トラゼンタとジャディアンスの合剤です。

トラゼンタはDPP-4阻害薬、ジャディアンスはSGLT2阻害薬です。

この2つはそれぞれ血糖降下作用が強く、一つ一つの薬剤でも有効に血糖値が下がります。

しかし、糖尿病の方は約87%の方が2種類以上の薬を飲まれていると報告されています。


この配合錠は、ヘモグロビンA1cで1%前後低下すると言われています。

しかも、もともとトラゼンタを内服していて、ドラディアンス配合錠に変更後のした報告なので、合剤にすることでより、HbA1cが下がる可能性があると思います。

ただ、ジャディアンスはSG LT2阻害薬なので尿量の増加に注意しなければいけません。

特に投与開始初期には大量の尿が出ますのでその分水分を取る必要があると言われています。

注意点を守れば、臨床試験でも優れた結果を残している両薬剤なので、期待できる組み合わせだと思います。

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