腎臓内科

2018年8月13日 月曜日

過去に痛風になった人は

尿酸値が高く、過去に痛風になった方はこの時期要注意です。

なぜかというと、

夏は自分では気づかないまま脱水になりやすいからです。

脱水状態になると体内の尿酸は高くなり、体内の尿酸プールが増えます。

その結果、尿酸血症が関節内にたまり、尿酸結晶がはがれて炎症を起こします。

それが、痛風発作です。

たとえ、酒をやめていたとしても、もともと尿酸が上昇しやすい方は、この夏、要注意です。

運動前後(発汗が多い場合)に特に注意しましょう。

もちろん、暴飲暴食もですよ。

いったん、痛みが強くなると1週間から10日くらい痛みが続きますよ

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2018年7月30日 月曜日

高尿酸血症は慢性腎臓病の原因になる

尿酸のお話は何度もしてきていますが、

やはり、

尿酸が高いのは慢性腎臓病の主な原因になりそうです。

日本人を対象とした研究で、尿酸値と末期腎不全の発症のリスクについて調べた研究があります。

それでは尿酸7以上では7以下と比べて優位に末期腎不全になる確率が高くなるといっています。

高血圧や糖尿病はもちろんリスクとなりますが、それらに相当、場合によってはそれらを上回る危険因子となっています。

一昔前ではそのようなことは考えもしなかったものが、今では明らかなに慢性腎臓病のリスクといえそうです。

最近では、新しい尿酸の薬に、抗酸化作用があると報告されています。

腎臓病の進行や心血管イベントには酸化ストレスが関与しており、尿酸血だけではなく、新しい尿酸の薬が重大な病気への進行を予防できる効果も期待されています。

透析患者さんもしかりだと思いますが、透析患者さんにおいても、今後の研究結果(新しい尿酸薬と予後など)が期待されます。


ある患者さんが描かれました。
真ん中は私でしょうか?

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2018年7月18日 水曜日

DKD?

最近、CKDはだいぶ浸透してきて、「慢性腎臓病」ということが認知されてきています。

さらに、最近、DKDという似たような言葉が出てきています。 DKDはDiabetic Kidney Diseaseの略語であり、糖尿病性腎臓病と訳されます。

もともと糖尿病性腎症というものがあったのでは?という疑問が湧き出てきます。 糖尿病性腎症は典型的には尿アルブミンが出て、タンパク尿が出て、腎機能が悪くなっていきます。

ところが最近では尿アルブミンが正常なのに、腎機能が悪くなってきている糖尿病患者さんに多く出会います。 つまり、典型的な糖尿病性腎症もありますが、「典型的ではない糖尿病を持っている腎臓患者さん」が増えているということです。

典型的ではないということについては、糖尿病だけではなく、高血圧や動脈硬化などがオーバーラップした結果、糖尿病というよりも高血圧や動脈硬化が起因した腎臓病が混在しているということになります。

このように、糖尿病性腎症を含めた糖尿病でありながら、腎機能低下を認める患者さんをとらえようとした用語がDKDということになります。 まだはっきりしていない部分も多く、例えば、長―い期間、慢性腎臓病があって、ここ最近、健康診断で糖尿病を診断された場合はDKDなの?ということなど、それはDKDといえないでしょう。

ということもあるでしょうから、まだその定義はあいまいで混とんとしていることも多いと思います。

おそらくは、糖尿病性腎症なのか?これは糖尿病はあるけど、他の腎症(例えば高血圧性腎硬化症)が原因と違うだろうか?など、ある程度糖尿病も腎症が進展に影響を与えている場合がDKDということになるのではないだろうかと思います。

現在、糖尿病性腎症の病期分類がありますが、今後DKDの病期分類もできたりするかもしれません。

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2018年5月16日 水曜日

糖尿病性腎症合併高尿酸血症の臨床試験(ETUDE試験)

糖尿病性腎症のある患者さん

尿蛋白、尿アルブミン尿が陽性でクレアチニンも高い患者さんの話です。

尿アルブミンは平均800㎎/gcr程度、クレアチニンは1.4台、GFRは40前後の患者様たちです。

大切な尿酸の値は7以上の高い方になっています。

トピロリックという薬剤を40㎎で開始し、その後、40㎎で継続するグループと160㎎の最大量まで増量するグループを分けて比較試験しています。

尿酸値はもちろん低下しましたが、この研究はトピロリックで尿蛋白が低下したのか?腎機能改善効果は期待できるか?が大きなポイントです。

つまり、160㎎まで増量した場合、腎保護作用が少量投与よりも効果が高いかどうかという点です。

GFRに関しては両グループで変わりなかったようです。

アルブミン尿は全体的に減少傾向にあり、トピロリック自体に腎保護作用があるといえましたが、160㎎など積極的に増やした方が尿蛋白が減少するという結果には至らなかったようです。

ただ、やはり新規XOR阻害薬を言われるトピロリックやフェブリクには腎保護作用はあると考えます。

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2018年4月30日 月曜日

新しくなった特定健診と保健指導

下記の表にありますように、腎関連の特定健診と対応についての指針が発表されました。

60未満が3か月持続すると慢性腎臓病ということになりましたが、GFRの数値によって明確な指針が出たことは非常に大きなことだと思います。

また、たとえ、GFRが良くても尿蛋白が1以上持続する場合は「すぐに医療機関受診を」ということになっています。

これも非常に大切なことで、今はGFRが正常でも、尿たんぱく陽性が持続すると、徐々にGFRが減少(腎臓機能の悪化)してきます。

特定健診・保健指導としての明確な指針ができたことは腎臓多病対策としては大きな前進だと思います。

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