足について

2018年3月23日 金曜日

白線の内服薬(ネイリン)

約20年ぶりに経口の白癬治療薬が発売になります。

1日1カプセルを12週間内服。

その後経過観察9か月し、治療開始してから1年後に評価する。

1年後の完全治癒率はなんと59.4%。

完全治癒とは白癬による爪の混濁が消失し、検鏡検査で白癬菌が消えることです。

菌の陰性化率も82.1%と高く、有効率も相当高いです。

腎臓病や透析患者さんにも安心して使用できそうです。

12週間内服し、その後経過観察するわけですが、調査結果を見てみると治療開始半年で変化がない場合は効果が乏しいかもしれませんが、よくなる傾向がある場合は、経過観察の時間とともに改善する可能性があるように思えました。

まだ発売準備中みたいですが、爪白癬の方は多く、発売が楽しみです。



木曜日、医療センターの診察の日でした。

その帰りの写真です。

雲で途切れていましたが、非常にはっきりとした虹が近くで見えました。

あんなに太くはっきり近くに見えたのは初めてです。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2017年8月 2日 水曜日

透析のムズムズ症候群の対症療法

透析ではときに、寝ている間やじっとしているときに足がむずむずしてつらい時があります。

尿毒素貯留や鉄欠乏やドパミン不足が原因ともいわれています。

ですので


尿毒素に対してはオンラインHDFでの補液量の増量

鉄欠乏に対しては鉄剤

ドパミン不足に対してはドパミン製剤や受容体アゴニストを投与します。

対症療法としてはランドセンやリボトリールを処方しますが眠気があります。

ドパミン関係の薬としては

ビシフロール:容量調整は必要で、眠気、吐き気、便秘に注意です。

貼り薬としてニュープロパッチ。

24時間ごと張り替えが必要ですが、徐々に浸透していくので、副作用は少なめです(ないわけではありません)。

有効な方は数日で効果があります。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2017年1月13日 金曜日

足カンファレンス

当院ではフットケアナースを中心として、フットケアに力を注いでいます。

患者さんの足をチェックし、それを評価し、治療に進めていくわけですが、日常業務や看護計画など別の仕事を続けながら、フットケアをしていくのは継続が大変です。

特に評価し、立案していくことが大変のように思えます。

今日はその足カンファレンスを行ったわけですが、日ごろ行っていることを継時的に確認し、治療方針を共有していくためのカンファレンスです。

フットケアは看護師に任せているところは多いですが、カンファレンスに参加してみると、本当にしっかりと、まじめに、写真を撮りながら評価、計画を立てていると感心してしまいました。

なかなか大変なことですが、本当に一生懸命、試行錯誤しながら頑張っています。

たいしたものです。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2017年1月11日 水曜日

透析患者さんの重症下肢虚血に対して

透析患者さん、特に糖尿病患者さんでは足の感染症、壊疽などが進行し下肢切断率が高いといわれています。

そのようなことにならないためにも当院ではフットケアに力を入れています。

重症下肢虚血は下肢閉塞性動脈硬化症が進行した状態であり、徐々に進行したものであるため、進行抑制が一番大切とされます。

足の血管は長く、細い血管があれば、PTAなど風船治療をします。

足のカテーテル治療の場合腸骨動脈といって足の付け根よりさらに上の血管に対してはカテーテル治療は確立しています。

しかし、重症下肢虚血に対しては膝下動脈の細い動脈に問題があることが多く、治療は確立していません。

カテーテルがいいのか、バイパス術(外科手術)がいいのか?

薬剤でいうとパルクスのような血管拡張剤が痛みを和らげがり、潰瘍が縮小したという報告もあります。

ひざ下動脈に対してはカテーテル治療では膨らましてもすぐに閉塞してしまい、1年後には13%しか開存率はありません。

しかし、切断を免れる可能性は73%とも報告されているため、PTA直後の血流がいいうちに皮膚潰瘍などが回復すれば望みはあると思います。

バイパスに関しては別の報告になりますが、開存率が62-83%と比較的良好ですが、術直後の死亡率が高く、要注意といわれていますし、

カテーテル治療とバイパス術の直接比較試験では、切断率、死亡率ともにカテーテル治療の成績が良好と報告されています。

早期発見、早期治療は非常に大切ですが、カテーテルやバイパス術にせよ、したらいいというものでもありません。

その判断は常に悩まされます。


投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年8月 5日 金曜日

感心、感心~PAD重症化予防セミナー

昨日、当院のナースが北播磨総合医療センターで行われたPAD重症化セミナーに参加しました。

参加することを聞いていなかったので、本日回診中に参加した旨を聞き、大変感心しました。

自発的にセミナーに参加することは非常にやる気を感じますし、向学心も高く、意識も高いと思います。

早速,参加したセミナーの資料を見せてもらいました。

重症下肢病変の話が中心で、重症になっていく患者背景やその診断について詳しく書かれていました。

資料にはありませんがたくさんの写真もあったようです。


PADが怖いなあと思ったことや勉強になったことを羅列します。

・SPPはABIよりPADの診断感度が高い。

・間欠性は行が出現した患者さんでは心血管合併症の罹患や死亡率が高い

・PADの3分の2が心血管合併症により死亡する。

・透析患者さんではフォンテイン分類が進行するほど石灰化がおおくなる。

・糖尿病の方の15-25%が障害足潰瘍を生じる。(もちろん程度の問題もあると思いますが)

・重症下肢虚血病変では、多職種で協力した方が、救肢率や生命予後が良い

・PADでは血管内治療やバイパス術の開存度が悪い

・重症下肢虚血病変では血管内治療により足潰瘍が回復する可能性がある。回復には3-4か月要する。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

カレンダー

2018年3月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
アクセス


大きな地図で見る

〒675-0012
加古川市野口町野口220-1

【診療時間】
■透析(予約制)
月・水・金…8:00~18:30
火・木・土…8:00~13:30

■内 科・腎臓内科
月~金…9:30~12:00 15:00~17:00
火・木・土…9:30~12:00

【休診日】日・祝祭日

お問い合わせ 詳しくはこちら