透析

2017年1月24日 火曜日

パーサビブの臨床成績

パーサビブは13週後まで低下し、その後安定する。



とあるので約3か月間は見守っていった方がいいでしょうね。

ちなみにカルシウムは低下しやすく、下の図にもあるように、とくに4-8週後には低下しやすいので、投与後一番要注意なのはカルシウムでしょうね。



効果は投与後1年間という長い期間を見るとなんと87.5%の患者さんでPTHがコントロール範囲内に収まるということなのでなかなか期待できますね。

ちなみにパーサビブは透析で除去されるので、透析後に投与する必要があります。


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2016年8月11日 木曜日

透析患者さんの現状と予後

透析患者さんは現在約31万人いらっしゃいます。

おおよそ400人に1人といわれています。

これまで透析導入患者さんは増えてきていますが、最近は横ばいです。

透析患者さんもやはり高齢化が進行し平均67.2歳といわれています。

今後、また透析患者さんは2021年まで増えるといわれていますが、透析施設自体は増えているので、一つのクリニックあたりの透析患者数は現状の73人/1施設からもう少し早い時期減るかもしれません。

全体として寿命は延長してきているのが朗報で心筋梗塞や脳梗塞による死亡は減ってきているようです。

一方で、悪性腫瘍や感染症が増えてきています。

心血管病に目が行きがちですが、悪性腫瘍には十分注意が必要です。

悪性腫瘍は早期発見が一番です。

感染症に関しても早期発見は重要ですが、運動不足、栄養栄養、サルコぺニアは生命予後に大きくかかわってきます。

栄養、運動、悪性腫瘍の早期発見について考えていくことが今後の透析施設にとって大きな責務になってくると思われます。

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2015年7月31日 金曜日

加古川CKD連携の会発足

昨日、加古川プラザホテルで加古川CKD連携の会が発足されました。

世話人にも専門医としてでしょうか、加古川でも中心的な大先輩の先生方の中に、開業医としては若手も私も世話人に選任され、光栄に思いました。

加古川は今のところですが、腎臓専門医が少なく、腎臓の治療を加古川で完結できる状況ではないですが、今後、加古川中央市民病院が会員と同時に腎臓専門医の先生方がご活躍し、加古川での腎臓治療が発展していくことを切望しています。

先日は、神戸が医学腎臓内科の西先生をお招きし、CKDのup-to-dateについてガイドラインだけではなく、幅広い内容をご講演いただきました。

特に加齢に伴う、腎病理に変化は興味がありました。

また西教授は腎性貧血ガイドラインの副委員長という日本でも有数の腎性貧血に対する造詣が深い先生でもあり、後半は2015年に発刊される新しい腎性貧血のガイドラインのついての説明とその裏側についても教えていただき、非常に楽しかったです。

私はその前座で下記のスライドを発表させてもらいました。

たった、4例の症例報告ですが、鉄に関しては非常に勉強になり、今後も鉄治療をうまく使いながらESAを使っていこうと思っています。

ほとんどの症例でフェリチンが低下し、造血が進みました。

しかし中にはフェリチンが低下し、鉄が利用されたデータでも十分造血が進行しなかった症例もありました。

このような症例は鉄の喪失、慢性炎症に伴うACD(anemia of chronic disease)が関与していたと思います。

最後の症例はたった1カプセルの鉄剤が、見る見るうちに貧血を改善させました。

CKDの鉄代謝は難しく、解釈も困ることがありますが、今回のガイドラインでも注目されている点でもあり、臨床でうまく鉄を使っていきたいと思っています。

/blog/images_mt/CKD-Fe%20case%20report.pdf

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2015年6月29日 月曜日

学習会と懇親会

昨日、透析患者さんとの第2回学習会と初めての懇親会を行いました。

学習会の前には患者様の総会も行われました。

学習会は当院からは技士が、透析患者さんと栄養をについて、特にアミノ酸の重要性について話をしてくれました。

一つのアミノ酸が欠乏しても、アミノ酸のバランスが崩れてしまい、やせなどを生じてしまう。

タンパク質制限といわれていますが、その中でもアミノ酸スコアの高いものを取るようにしましょう。

栄養は体内を活動する、元気に生活するには非常に重要なことです。

非常にわかりやすいストーリーで話をしてくれました。



次に特別講演で、兵庫県腎友会戸田實事務局量をお招きして、透析患者さんの社会保障についてご講演をいただきました。

特定疾病、重度障害者医療制度など透析患者さんの基本的な医療費を始め、今後の社会保障、特に自己負担の増加、障害年金の等級の見直し、重度障害者医療費制度の年齢制限など短時間で、非常に大切で、また非常に厳しい情勢についてお話をしてくださいました。

午後からは場所を変えて、懇親会を行いました。

30数名の方と、いつもと違った私服でお話をできたのは非常に有意義な時間で、楽しかったです。

いつもと違う雰囲気で笑いながらお話しできる機会を今後も大切にしていきたいと考えています。

最後に、総会と学習会と懇親会を立案、準備をしてくださった役員の皆様、本当にご苦労様でした。

今後ともよろしくお願いします。

また週末のお休みにもかかわらずお越しくださった戸田事務局長、ありがとうございました。

自分時間を削り、身を粉にして、透析患者さん、腎臓病患者さんのためにご活動されている姿勢には感銘を受けました。何卒お体に気を付けてください。今後のさらなるご活躍を祈念しております。

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2015年4月25日 土曜日

カルニチンの内服と静注どちらがいいの?

透析患者さんでこむらかえりに対してLカルニチンを投与することがあります。

はじめは内服薬のみでしたが最近では静注で、透析後の投与もすることが可能となりました。

内服薬で効果がない場合、注射に切り替えてよくなることもあるようです。

濃度でいうと

内服薬(エルカルチン900㎎)
透析前 総カルニチン244.7 透析直後61.2
透析前 遊離カルニチン 157.3 透析直後35.1

静注薬(エルカルチン1000㎎)
透析前 総カルニチン 324.6 透析直後81.5
透析前 遊離カルニチン203.8 透析直後 45.2

透析ではカルニチンは除去されるので、静注製剤は透析後の投与する必要があります。
(約60%除去されるといわれています)

これを見てみるとどちらの投与方法にせよカルニチンは速やかに除去されます。

透析前の濃度に関しては静注薬の方が有利のようです。

これを静注製剤500㎎にすると濃度は低下し、静注なら1000㎎の方がいいようですね。

透析患者さんは内服薬が多く、効果が期待できる場合は静注薬の方がいいでしょうね。

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