透析膜

2017年2月 3日 金曜日

ファインフラックスでSPPが安定?

ある報告で、透析のHDF膜であるファインフラックス(ATA膜)で透析中のSPPが安定したという報告があります。

SPPは足の血流を評価する検査で、足潰瘍の治療の効果や治療効果が期待できるかとか、末梢の血流量を評価します。

PS膜という透析膜に比べて、ATA膜は有意に透析中のSPPを安定させたということは血流が確保されているということです。

抗炎症作用がほかの透析膜よりも強いのか?

そのため、血管透過性が少ないので血流が確保されているのか?

血小板の活性を抑えられるからなのか?

理由はわかりませんが、末梢組織への血流維持が期待できそうですね。

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2015年4月30日 木曜日

FIX-210Sはいい膜かどうか?

昨年発売されたHDF専用膜のFIX(ファインフラックス)。

あらゆる学会や研究会で早くも報告されています。

いずれファウリングが起こりにくく、TMPがあがりやすい、そのためα1MGなどの物質もよく除去されると報告されています。

もちろんアルブミンの漏出も多いとされている報告も見受けらます。

いままでのHDF用透析膜のアルブミンリークは2時間以内にほとんど抜けてしまうことが多かったのですが、ファインフラックスはファウリングが起こりにくいので、アルブミンリークもはじめ2時間にどーっと抜けるのではなくて、徐々に抜けていくようです。

このファインフラックスで前希釈と後希釈を比べた論文があります。

後希釈の方が予想通り、TMPが上昇し、アルブミンリークも多かったです。

しかし後希釈でありながらTMPの上昇は少ないと思えました。

また後希釈でも前希釈と同様に、透析はじめだけではなく、透析後半までほぼ安定したアルブミン除去を認めました。

アルブミンリークが多い代わりに、α1MGもよく抜ける膜だと思います。

TMPが上がりにくく、大量置換液の使用もしやすいかもしれません。

除去をすることは非常に大切ですが、除去後、体内はどうなっているでしょうね。

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2015年2月 4日 水曜日

睡眠剤ルネスタのご紹介

私は睡眠剤の内服を勧めているわけではありませんが、やはりこの世の中眠れずに困っている患者さんは多いです。

若者だけではなくご高齢の方もいらっしゃいます。

いろんな睡眠剤がありますが、基本的には依存性が少ない、マイスリーを処方してきました。

レンドルミンやハルシオンは依存性が高く、耐性が多いといわれています。

特にハルシオンは効き目は強いですが、耐性が発生し、効きづらくなってくることで有名です。

そこで新しく発売になっているルネスタは依存性が少なく、耐性が少ないということで睡眠障害のガイドラインにも記載されています。

このお薬は入眠困難だけではなく、途中で起きてしまう中途覚醒にも効果があるといわれています。

今の睡眠剤で効果がない場合変更するのも一手だと思います。

薬効でいうと

レンドルミン0.25㎎

=マイスリー10㎎

=アモバン7.5㎎

=ルネスタ2.5㎎

初めての方やご高齢の方は1㎎で開始。

他の睡眠剤の切り替える場合は2㎎に変更がいいと思います。

透析をされている方にも使用していますが、安心して使用できます。

どの睡眠剤もどうですが、朝まで眠気が残っているかどうかの確認は必要ですね。

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2014年10月 3日 金曜日

ビタミンE固定型PS膜

透析患者さんはダイアライザーという透析膜を通して、水分や尿毒素などを除去していきます

透析膜といってもいろんなものがあります。

最もよく使用されている膜はPS膜というポリスルフォンタイプ。

当院でもよく使用されています。

これは通常の透析だけではなく、オンラインHDFでも使用されております。

このPS膜の中でビタミンEがコーティングされた透析膜が旭化成から発売されております。

ビタミンEをコーティングすることで患者さんの血液との相性がよくなりますので、血液が固まりにくくなりますし、酸化ストレスも減少するといわれています。

その他にもビタミンEの循環改善作用により透析中の血圧が保たれやすくなるとも言われています。

私の中では血液がサラサラになりやすいという点と、ビタミンEの抗酸化作用を期待しています。

下肢閉塞性動脈硬化症など動脈硬化が強い方に対しても進展抑制の一助となり得るのではないかと思われます。

透析は透析前で除去される分、膜との相性(生体適合性)は重要視されます。

貧血も改善することもあると思います。

ビタミンE固定型PS膜は理屈上でいいとはされていますが、全国の使用経験上、他の透析膜よりいいというデータ結果は出ていません。

ただ、使って悪い膜では絶対ないと思います。

いつかオンラインHDFでもビタミンE固定型PS膜が出てくるかもしれませんね。

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2014年6月23日 月曜日

ついにオンラインHDF膜でトリアセテート膜登場

オンラインHDFの膜はこれまでPS膜とPES膜しかありませんでした。

しかし、昨年PEPA膜が発売され、さらに今月からトリアセテート膜が保険適応となりました。

様々な種類のオンラインHDF膜が使えるようになり、臨床家としてはとても心強いです。

トリアセテート膜は固まりづらく、アレルギーも少ない膜で、非常に安心できる膜です。

肝心の透析効率はどうか?

MFX-Sシリーズと比べている文献を拝見すると、予想よりもアルブミン漏出量が多いです。

この文献ではSシリーズよりもよく抜けていました。

β2MG領域ではほぼ同等でした。

この透析膜のイメージはMFXでいうと、SシリーズとUシリーズの間で、かなりのSシリーズよりかもしれません。

名前はファインフラックス(FIX-S)シリーズです。

当院でも使用していくことになると思います。

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